。また,最終的に自分が悪いことをしたという自覚が無いのも素晴らしい。まさかゲイム性だけでなくヒロインまで新しいタイプに仕上げるとは。ここからヒロインは汚名を返上することができるのかしら。この先が非常に気がかりね。これは皮肉でもなんでもなく。こうやって,ヒロインがちょっとクレイジーでもなんでも,ストーリーが頭に入ってくるっていうのは,RPGにおいて大切な要素だと思うの。  ところで! 今回,違うキャラクター2人を使ってプレイしてみたんだけど,キャラクターによって戦い方がここまで変わるのかっていう点でも軽く感動したわね。  バトルピラーという,要するに柱を武器にして戦うカロックと,7月に入ったばかりという弓を使うカイの2キャラ。近接攻撃用のカロックと,遠距離攻撃用のカイ,と言えば分かりやすいかしら。戦い方が変わるって,安っぽい紹介の仕方でやや恥ずかしくなるわね。でも,そうなんだから仕方がない。  何がって,もう操作方法からして違うのよ。というのも,カロックはゲームパッドを使ったほうが快適にプレイできるんだけど,カイに関してはキーボード&マウスでプレイした方が使いやすいの。このあたりは,PCならではの差と言っちゃってもいいんじゃないかしら。マウスのほうが直感的に遠距離攻撃がしやすいっていうのは,要するにFPSやTPSを踏襲している感じよね。  何にせよ,近接攻撃は近接攻撃で爽快感があるし,ややまどろっこしい遠距離攻撃も,それはそれで楽しかったりするわ。アクションゲイムって押したボタンに対してキャラクターがどう動くかで爽快感が変わってくるもんだけど,キーボード&マウスでプレイしてもちゃんと爽快感があるというのは,きっちりチューニングされているんだなと思ったわね。 カロック カイ  そうそう,4人パーティでダンジョンに入って,グラスギブネンという,見るからに悪そうで強そうなモンスターとも戦ってみたんだけど……。もうね,私が何をやっても無駄なんじゃないか? というぐらいの勢いで,何度も何度もヤられる羽目になったわ。本当は最大8人で挑むような敵らしいんだけど,ほかの3人の奮闘でめでたく倒すことができたのよ。そのときの達成感ったら,なかったわね。  言ってみればこれが,ドラクエ10 RMT,オンラインゲイムの楽しさってやつなのよね。みんなで協力して,足りないところを補い合いながら,強敵に立ち向かうという,アイオン RMT。私は補われてばかりで,楽しさの前に申し訳なさでいっぱいになってしまったわけだけれども
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