こんばんは~。
さて本日はレビューです。
本日紹介するMP10コンボイVer.2.0のロボットモード編です。
それじゃースタート!
ロボットモード。
アニメのコンボイを彷彿させるようなマッシブな体型とオーソドックスなヒーローロボ像をしっかりと立体化しています。
全塗装されており、一部のパーツにはダイキャストが使用されていたりと質感も極上の部類。
一見すると腕が長いようにも見えますが、これは開発者の蓮井氏いわく「初代アニメーションを意識したもの」、「設定画よりもアニメーションに近づけたもの」であり決して間違いではありません。
変形も思っていたよりもなかなか凝ったものになっており、簡単すぎず難しすぎない適度な難易度です。
バストアップ。
厚みのあるマッシブなフォルム。
フロントガラス部分はクリアパーツ、内部はメッキ、グリル部分はメッキになっており見栄えが美しく高級感があります。
頭部アップ。
アニメのコンボイに非常に似せられており再現度が高いです。
パーツ一個一個が立体的であり、両脇の角もシャープに造形されいるのがいいですね。
マスクの縁取りや目元、ヘルメットのデティールも細かいです。
目には青いクリアパーツが使用されており光を当てると光って見えるようになっています。
各部から撮影。
撮る角度によって表情が変わって見えるというのが面白いです。
ちなみに旧MPコンボイにあったマスク可動ギミックはオミットされています。
首は左右に360度、前後に45度ずつ可動します。
腕部。
肘は前方方向に120度可動します。
ちなみに肩のデザインは旧玩具のコンボイを意識しており細かいモールドなどもそこからのオマージュが見えます。
肩の裏面に関してはちょっとネジ穴が目立ちます。どうせなら埋めてほしかったですね。
左肩のサイバトロンマークが目を引きますね。
肩は画像のように引き出すことが可能です。
これによりフォルムを破綻することなく高い可動範囲を実現しています。
ちなみに肩の引き出しギミックはMP01の時にもありましたね。
手に平は親指が固定、人差し指が独立で動き第一関節も可動するようになっています。
これによりレーザーライフルを構える際トリガーに指をかけて保持することが可能です。
ただこの人差し指は外れやすいので失くさないように注意してください。
人差し指以外の3本は一体成型で指の付け根部分からのみ動きます。
また手首は360度回転可動します。
腰。
デザインに関しては劇中準拠で問題はないのですが、黄色い部分はクリアパーツで作られるという新解釈になっています。
クリアパーツの内部にはデティールがありメカニックな感じに仕上がっています。
この解釈に関しては賛否両論ありますが、個人的にはこれはこれでカッコイイのでありだと思います。
腰は360度回転可動します。
脚部。
ここはMP01との大きな変更点だと思います。
まず最大の特徴として「後輪が収納されている」ということ。
これまでのコンボイのトイは後輪が露出しているデザインだったのですが、アニメでは後輪が収納されているのでこのMP10は非常にアニメデザインに充実だということが実感できます。
またタンクもMP01は丸いデザインだったのに対してこちらはアニメ準拠の六角形になっています。
足裏。
アメコミのデザインを意識した噴射口のようなデティールがあります。
足にはダイキャストパーツが用いられており安定感があります。
バック。
MPということでロボットモードの再現度が高められておりガワが一切ないスッキリとしたデザインになっています。
バックパックはアメコミデザインに近づけられたものになっています。
コンボイは、トランスフォーマーシリーズで初めて登場したサイバトロン軍の総司令官である。
彼は地球上の生き物を含むすべての生命体を守ることを自分の使命とし、強い正義感を持ってサイバトロン戦士たちを率いて、悪のデストロン軍団と果敢に戦った。
コンボイの指導力、勇敢さ、腕力、知性は他のトランスフォーマーたちを凌駕するものであり、ひとたび彼が戦場に出ればサイバトロン戦士たちの士気は大いに高ぶりデストロン軍団は恐怖の対象が来たとして恐れ、戦況は大きく変化した。
アニメ本編によるとコンボイは、元はサイバトロンのエネルギー集積所で働く若者「オライオン・パックス」だった。
彼は900万年前にメガトロン率いるデストロン軍団の襲撃に遭い、恋人のエイリアルともども瀕死の重傷を負う。
だが、サイバトロンの長老アルファートリンの改造を受け、強靭な戦士コンボイとして生まれ変わったのだ。
それ以来コンボイはメガトロンとは宿敵関係となり、メガトロンと彼の率いるデスとp論軍団を倒すための絶え間ない戦いが始まったのだ。
胸部にはマトリクス展開ギミックがあります。
まずフロントガラスを開きます。
メッキのパネルを開きます。
更にその下にある黒いパネルを開くことによって展開可能です。
〈マトリクス〉
歴代リーダーに受け継がれるとされるサイバトロンの英知の結晶である。
「トランスフォーマー・ザ・ムービー」において、星間帝王ユニクロンを破壊する為のキーアイテムになると共に、サイバトロンの2代目総司令官ロディマスコンボイへと引き継がれた。
マトリクスは取り外すことが可能です。
本体はクリアパーツにより再現したコア部分を、ダイキャスト製のホルダーが包み込み、劇中のような神々しいデザインを再現しています。
本体のモールドもそうですが、コア部分の石の造形も素晴らしいです。
裏面。
ホルダー部分はMP01では金色でしたがこちらは銅色になっています。
手に持たせることができます。
ただしジョイントで固定されるわけではないので安定感はないです。
また可動範囲の都合上、マトリクスを開くようなポーシングは不可能です。
マトリクスを外した胸部。
内部のデティールも表現されおり抜かりありません。
レーザーライフル。
コンボイの代表的な武器ですね。
MP01の時はグレーだったのに対しこちらは黒を基調としたカラーリング。
ただ後述のギミックの都合上、造形に関してはMP01の方がアニメデザインに近いと思いますね。
手に持たせることが可能です。
手のひらのくぼみに武器のジョイントを固定して保持するため安定感があります。
〈レーザーライフル〉
コンボイの主要武器とも呼べるのがこのレーザーライフルであろう。
コンボイ誕生時から「ザ・ムービー」や「2010」で復活以降も常にコンボイが構えていた武器だ。
設定上レーザーライフルはコンボイの優れた視覚回路に支援され、約48km先のデストロンの航空兵にダメージを与えることができるとされている。
レーザーライフルは画像のように折りたたむことができます。
各部にバネが仕込まれており後部のグレーのスイッチを押すことで展開する仕組みになっています。
ただジョイントが緩めでありちょっと衝撃を与えただけですぐに展開してしまいます。
画像のようにバックパックに収納することができます。
収納させたまま変形させることも可能です。
説明書によると近年の海外コミックの設定ではコンボイの背中に収納する描写があるためそれを意識したとのこと。
個人的にはこのギミックはいらなかったですねえ…どうせなら変形を排してレーザーライフルの造形を重点的に置いてほしかった…。
エナジーアックス。
固い軟質素材でできており、クリアパーツです。
余談だけどこのエナジーアックスって本編では一回しか使われなかったのよね…OPでのイメージが強かったんだなあ。
右拳に被せることによって装着することが可能です。
MP01の時よりも大型化されており迫力があります。
ちなみに穴の形状の都合上、左手に装着することはできません。
〈エナジーアックス〉
エナジーアックスはコンボイの右拳より射出されるエネルギー状の武器である。
第2話「ルビークリスタルの秘密」において西半球最大の発電量を誇るダムをデストロンが襲撃した際のメガトロンとの一騎打ちにおいて使用された。
劇中での登場はTVアニメ第一作においてこの一回のみであるが、オープニング映像にも使われている為コンボイの武器として知名度が高い。
ローラー。
コンボイのモジュールの1つである自律式偵察車両です。
旧MPコンボイには付属しておらずMPとしての立体化はこれが初だったりします。
〈ローラー〉
通常はコンボイのコンテナ内部に格納されている自律式の偵察車両である。
コンボイの大きさでは入り込めない場所での偵察任務を得意とする。
海外コミックスの設定ではコンボイによって約1900km以内ならラジオコントロールが可能であり、コンボイは敵に気づかれないように追跡を行うとされている。
まるで自身がそこにいるかのようにローラーを用いて感じることができるのだ。
各部から撮影。
本体はシルバーで塗装されており発色も綺麗です。
ランプ部分にはクリアパーツが使用されています。
本体の左右非対称なデティールも再現されており、シートの造形も抜かりないです。
中は画像のように開くことができます。
ローラーにはレーザーライフルを装着することが可能です。
スパイクをシートに座らせることができます。
ただし乗せられるのは運転席のみで、それ以外の席には座らせることができません。
トイオリジナルギミックとしてローラーとコンテナを連結させることができます。
これは「コンボイがロボットモードの時、コンテナはどうしているんだろう」という疑問に対する蓮井氏の答え。
本商品は設計の段階でミニボットのドラッグが付属することが予定されており、これはアニメ第10話「セイバートロン星の掟」で傷ついたコンボイの代わりにドラッグがコンテナを引いていたことに蓮井氏が感銘しやろうとしていたことですがコストの問題で実現には至りませんでした。
〈コンテナ・アクション編〉に続く