朝晩涼しくなり、秋めいてまいりましたね
今回はワンちゃん・猫ちゃんの不安症についてのお話です
わが家には3匹の猫がいます。今年4月に最年長のモカが18才で亡くなり、その後しばらくして子猫のチェッピが家族に仲間入りしました
モカの晩年からハニー(10才茶トラ猫)のおしっこトラブルが始まったのですが(この原因は解明出来ませんでした…コロナ禍で人間が家にいる事が多かったからかな?) チェッピが来てからさらにエスカレートしてしまいました
猫のマーキングにはいくつか種類がありますが、軽いものでほっぺスリスリ、少し強いマーキングとして爪とぎ、最強のマーキング方法が排泄物をかける事です
マーキングは自分の物や縄張りを示すために行いますので、強くマーキングしたいという事は『自分の物を守れていないと感じる』🟰『不安』という事になります
もっと安心したい!周りに分かってもらいたい!という気持ちの表れだと考えます
ワンちゃんでも不安にまつわる行動が起こります
大好きな家族の後追いを延々とする、大好きな家族が出張などで居ないと体調不良となる、お留守番中声が枯れるまで鳴き続ける、激しいタイプではお留守番中に様々な物を破壊する、というのが不安サインとして見られます
こういった不安な気持ちを和らげる方法があります
◉猫ちゃん編
・本人が使えるトイレの個数を増やす
・避妊・去勢手術をする
・叱らない、恐怖を与えない
・おしっこの匂いを徹底的に掃除する
・お薬やサプリメントを使用する
◉ワンちゃん編
・避妊・去勢手術をする
・出かける時『行ってきます』の挨拶をしない
・帰宅した時『ただいま』の挨拶をしない
(家族が出かけまた帰ってくる事は、日々起きるごく当たり前の出来事なので、必要以上にリアクションをとらない事が重要です)
・鳴いている間は相手をせず、鳴き止んだらいっぱい相手してあげる
・お薬やサプリメントを使用する
わが家のハニーには、現在サプリメントとフェリウェイというスプレータイプの安定剤を使用しています
まだ完全に不安が取り除かれている訳ではありませんが、以前よりも穏やかに過ごせているように思います
皆さんもお家の子の『不安』に気がついたら当院スタッフまで是非ご相談ください