夏休みも終了!
ホッと一息つかれているお母様方も多いのかもしれませんね。
我が家も例外ではありません。
夜にやっと、まとまった時間がとれそうです。
ほんと、お久しぶりのブログです!JPHMA認定ホメオパス藤崎です。
今日は、質問のよくあるアレルギー検査について、思うところを書いてみたいと思います。
☆IgE抗体検査について
おそらく、アレルギーかも?と思ってまず調べてもらうのがこちらでしょう。即時型アレルギー検査。いわゆる異物(抗原)が入ってきて15分~12時間くらいの短い時間でアレルギー反応をおこすもの。アレルギー疾患(1型アレルギー)や寄生虫疾患があると高値を示します。現在、臨床で測定されているものには、細かくいうと2種類あるようですが、ここでは省きます。
このIgEという抗体は、異物(アレルゲン)をキャッチすると、この抗体がくっついている細胞から、アレルギー反応を引き起こす物質がまき散らされます。なので、そのアレルゲンに触れた部分が炎症となるわけです。けれど、アトピーに関していえば、「IgE」がどれだけ影響するかは、個人差が大きいというのが現状。そして、病院では通常特異型IgEの血液検査で、アレルギーの原因となるものを特定します。
我が家の息子も小さいときには保育所へのお弁当持参や牛乳除去のために診断書が必要となっていたため、小児科へいくと、こちらの検査をしてください、と言われておりました。しかし、実は、この検査ではアレルギーの原因を正確に特定することはできないので、ある特定のケース以外はむやみに検査すべきでないという、2011年に米国国立アレルギー感染症研究所が出したガイドラインがあるそうです。
ちなみに、IgE指数が高くて、例えば卵白のIgEが陽性でも、食べられる場合もあるし、逆に陰性でもアレルギー症状を起こす場合もあります。
そして、最近聞くのが、「遅延型アレルギー検査をしたの!」という方
☆IgG抗体検査について
即時型が短時間で症状が出てきますが、遅延型食物アレルギーでは、食物を接種してから数時間から数週間後に症状が出てきます。食物アレルギーの原因を特定する方法の一つとされていあすが、2014年1月の日本小児アレルギー学会の見解としては、原因食品を特定する診断として推奨しないという注意喚起がありました。また米国や欧州のアレルギー学会では、正式にIgG抗体の診断的有用性を否定しているそうです。
ん~、ということは、どちらも あまり意味がない・・・?のかな、と思ってしまいます。
ただ、IgG抗体指数が大きい食物がたくさんあれば、腸のリーキーガットを起こしているとはいえると思います。
息子やアレルギーを持つクライアントさんを見て来ていても、数値の高い食材をアレルギー原因と特定して除去することはあまり根本的ではなく、むしろ腸の状態を整えることこそが、根治に繋がると感じています。なので、むしろアレルギーに関してすべきは、リーキーガットを起こしている原因を除去し、腸内環境を整えることが大切でしょう。
よく、自然療法をやっていても検査は必要!と言われます。
確かに部分的にはそうだなぁと思っています。しかし、必要以上の検査があることも事実。マンモグライー検査なんかは有名ですが、それ以外にも結構あるようですね。
何が原因で今この症状が出ているか、ということはとても大事なことでしょうが、私たちはまず自分でできることがたくさんあるのかもしれません。そんな日々の暮らしを、検査よりも大事にしたいな、ということを改めて思っているのでした<(_ _)>もちろん、必要な検査はしっかり受けてくださいね。ただし、その検査自体が必要かどうか?もしっかり見直してみる必要があるかもしれませんね。
さ、て!
最後に、今週末はこれですよ~♪
会場でぜひお会いしましょう!