仮面ライダーオーズ・スペシャルイベント&番組キャストトークショー in 品川 | kurarizumのガタガタ日誌。

仮面ライダーオーズ・スペシャルイベント&番組キャストトークショー in 品川

昨3日は、夜の7時から行われた、『仮面ライダーオーズ』のスペシャルイベントに出かけてきました。

会場は品川にある、グランドプリンスホテル新高輪の、飛天の間。

会場のある建物では、この連休中、プリキュア・ゴーカイジャー・オーズの各種イベントが行われていて、日中はお子様連れの家族で賑わっているようです。

このスペシャルイベントは、昨日と今日の2回行われることになっていて、ステージショーの後のキャストトークのメンバーが、少し違います。

初日の昨日は、渡部秀(火野映司)・三浦涼介(アンク)・岩永洋昭(伊達明)・君嶋麻耶(後藤慎太郎)・高田里穂(泉比奈)・有末麻祐子(里中エリカ)の6名。

今日の2日目は、最初の3名は同じで、残りは橋本汰斗(カザリ)・山田悠介(ウヴァ)・松本博之(ガメル)・神尾佑(真木清人)を加えた7名の出演となります。

もし2日目の出演キャスト中にメズールの未来穂香ちゃんがいたら、こちらも参加していたのですが、ヤローばかりでは暑苦しいだけなので、やめにしました。(^_^;)


…さて。

イベントは先にも書いたように、ステージショーとトークショーの2部構成です。

要するに、番組終了後に毎年中野サンプラザなどで開催されている、ファイナルステージの規模を少し小さくしたものと考えればいいでしょう。

昔のステージショーは着ぐるみだけのドラマに、セリフもオリジナルキャストではなく、声優さんが担当していたのが、DVDとして商品化するようになった『仮面ライダー電王』以降、特殊なキャストを除いて、ほぼオリジナルの方に声の担当をしてもらうことになっています。

今回もまた、オリジナルキャストによる吹き替えが行われた着ぐるみステージが行われました。

カメラが回っていたようだから、もしかしたらこれも後日商品化されるかもしれないけれど、同じ場所でかつて行われたシンケンジャーとディケイドのステージはそうなっていないから、もしかしたら今回も、見に来た人だけのお楽しみ、になるかもしれません。

それはさておき、そのステージです。

公演自体は、30分弱と、テレビ放送と大差ありません。

初っ端に「タトバ」に変身する映司の声と、変身音・サウンドが鳴り、オーズが登場。

どうやら伊達に呼び出されたらしいのに、彼がいなくてキョロキョロ。

でも、ヤミーがいるわけでもなく、ただ呼ばれただけで、わざわざ変身する必要はないのに、最初からライダーとして登場してしまうのは、このステージショーの「お約束」なので、不自然だけど努めて気にしないようにしようとしていたら、「待たせたな」と、いきなり白Tシャツのあんちゃんが登場!!

はぁっ!?

えっ、何でっ!?

思う間もなく、さっさと仮面ライダーバースに変身してその姿は見えなくなったけど、予想外の展開に、会場騒然。

いや、熱狂。

…んで。

伊達が映司を呼び出したのは、彼にプリンをプレゼントするためでした。

まさか僕に気があるのでは!?

そんな怪しい妄想を膨らませるオーズに一度は乗っかりながらも、比奈ちゃんからの差し入れだ、と説明するバース。

とても美味しそうだから、早速いただこう、としたところに、マスターシャーフーみたいなぶよぶよ猫のヤミーが登場。

プリンが食べたいとしきりに言っていたヤミーは、そこにあるごちそうを見つけ、オーズから奪って逃亡。

一見弱そうに見えるこのヤミー。

相手のパワーを吸収してしまうボディを持っているため、攻撃が効きません。

逃げた先でプリンを食べていると、「臭い」を嗅ぎつけてやって来たアンク(腕だけ)が、壁の向こうからニュッと現れ、会場は笑いの渦に。

すると、しゃべる腕を見つけたヤミーが、突然それまでとは違う声でしゃべり始め、会場が再びざわめきます。

ヤミーを追ってきたオーズが、アンクと合流すると、アンクはすかさず「あいつの中に変なのがいる。引っ張り出せ」と命じ、その通りにヤミーの体の中から引きずり出された別の声の主とは…





モモタロスでした。

また出てきたのね、あんた…。(苦笑)

実は今回のヤミーは、プリンが食べたいとしきりに騒いでいたモモタロスの欲望から、カザリの放ったメダルで生み出されたもので、モモタロスは気づいたらそのヤミーの中に取り込まれてしまっていたのだとか…。

どこまで間抜けなんだこいつは、と思っているところに、カザリも登場し、三つ巴ならぬがっぷり四つのバトルが展開。

でも、モモタロスが出てきたことにより、どこかコミカルになってしまいます。

「俺の必殺技スペシャル」なるものは、音楽が流れると身体が勝手に動き出し、踊ってしまうというヘンテコなもの。

それを喰らったカザリは、会場に流れる曲に乗り、華麗なダンス(?)を披露。

さんざん踊って場内を沸かせた後、こんな恥ずかしい思いをさせられるのはごめんだ、と逃げ出してしまいました。

また、自分も電王になって戦おうとしたモモタロスは、とうとう映司に憑依。

M・映司の登場に、場内はさらに沸き立ちます。

でも彼の出演はそれだけで、やはり変身したらそこでおしまい。

その後もバトルが繰り広げられ、ついにはアンクの人間体まで登場し、モモタロスの身体からイマジンコアメダルを抜き出し、ショッカーメダルとともにオーズにパス。

劇場版のヘンテコフォームになったオーズがようやくヤミーを倒し、やれやれ、というところで、ガメル・メズール・ウヴァのグリードが登場。

オーズは戦闘中、サゴーゾにはなっていても、シャウタにならなかったのは、メズールが出てくるからでした。(タジャドルにもなりませんが、これは単純にその会場ではワイヤーアクションができないからでしょう)

セルメダルを1週間も食べていないから力が出ないと、最初にアジトのシーンで出てきたときに言っているわりには、やたらに強いこの3体。

劇場版フォームを持ってしても叶わないため、とうとう力が暴走したオーズは、プトティラフォームに変身。

それでようやくグリードを撃退(倒したのではなく、逃げ出した)し、一件落着。

フォーム解除してタトバにに戻ったオーズはヘトヘトになっていましたとさ。

めでたし、めでたし…?(僕が座っていた座席は後から数えた方が早いところで、前にいた「大きなお友だち」の座高が無駄に高く、ステージがとても見えにくかったので、一部見間違いや記憶違いもあるかもしれません)

15分の休憩を挟んで、出演キャストのトークショーが始まりました。

司会進行はいつもの麿お姉さんですね。

みなさんこんばんは~、と挨拶している中、なぜか「こんにちは~」と言ってしまった有末麻祐子ちゃん。

いいよ~、そういうとこ。

自分の役がどれだけ認知されているのかわからないけど、などと少し心配気味だったようですが、いつもケーキを食べているお姉さんというくらいには覚えられているから、大丈夫ですよ。(*^▽^*)

あのケーキは、専門のパティシエがいて、その場で作ってくれているのだそうです。

とても美味しくて、実は甘いものが好きらしい「後藤ちゃん」こと、君嶋くんと、撮影終了後バカ食いしたこともあったとか…。

彼女が演じる里中は、よくわからないキャラで、ある時はちょび髭・牛乳瓶の底メガネに腹巻きスタイルだったりするかと思えば、ある時は「後藤ちゃん」よりも強くて颯爽と戦ってしまったりするし、いずれはライドベンダー隊の隊長になるのではと思っているそうな。

そうして後藤ちゃんを尻の下に敷く、と…。(笑)

こういった、大勢のお客さんを前にするといつもあがってしまって何も話せなくなり、終始焦っていた高田里穂ちゃん。

そういうところも可愛いです。

比奈は怪力を持っているだけのキャラから、芯の強さを表に出せるようになってきたかな、というのが彼女自身の中で変わったところだと思うようです。

アンクに憑依される前の「お兄ちゃん」とのシーンは、最初の頃は台本が空欄で、自分たちだけでシチュエーションを考えて会話をしていたそうで、「今日は何時に帰ってくる?」とかいった何気ない日常会話のシーンなどが気に入っているみたいですね。

これまでの撮影で大変だったのは、川の上に吊られるシーンで、自分が本当に吊られているんですよ、と言ったら、会場の一部から驚きの声上がっていました。(これについてはかつて、彼女の写真集イベントで聞いていて、もう少し詳しい話をイベントレポートで紹介しています)

役の中ではずいぶん酷い目に遭っている後藤ちゃんの君嶋くん。

ふだんもキャストの中ではいじられキャラのようで、トーク中もしょっちゅう突っ込まれたり笑いのネタにされたり、見ていて可哀想でした。

真面目な顔してコスプレしているとか、後藤はその場でできることを一所懸命頑張っているんですけど~、と言いつつも、やはりこれまでの役回りに多少の(いや、相当な?)不満があるようで…。(^_^;)

収録の合間には、キャストでトランプをやったりしているようですが、「俺はいい」と仲間に入ろうとしないくらい、ふだんからも距離を置いたポジションにいる模様。

ちなみに、トランプは大貧民(地域によっては大富豪とも呼ばれます)をよくするらしく、役柄そのままに「待たせたな」と偉そうに登場して加わるわりには、一番弱くてしょっちゅう負けてばかりらしい伊達こと岩永さん。

1000回記念の、それまでの話は何だったの~、の回では、相当に好き勝ってしていたようで、あの時は台本にないセリフが大半だったとか…!?

がたいがいいのを自慢にしているけれど、寒いものは寒くてしょうがなく、映司を治療するシーンで上半身裸になったときはとても寒い日で、それが平気なふりして演技をしなければならず、それだけでも大変なのに、さらにその時の監督がかなり○○な方だったとかで、ここの台詞おかしいから、変えようとか急に言われ、新しい台詞も覚えなければならないしで、相当辛い撮影だったとか…。

そういった寒いのを堪えての撮影の後、夕陽を背景にした、後藤ちゃんとのいいシーンをラストに撮影し、苦労がこれで報われたな~、と思っていたら、そのラストシーンは全カットになってしまったそうです。(^o^;)

ご愁傷様でした。

彼は相当な悪戯好きで、自身のブログにも載せているらしい、セバスチャンという名のウサギのかぶり物を、ロケバスで寝ていた宇梶剛志さんにかぶせちゃっりとかを、平気でやるそうです。

でも敵もさるもの!?

しっかりそれに乗って遊んでくれるのだとか。

なかなかに楽しい撮影現場のようですね。

アンクこと、三浦くんは、けっこうボーッとしている時が多いようで、トークショー中も全然周囲の話を聞いておらず、いきなり自分に話を振られて「??」となるところが何度もありました。

ふだんの彼と、役柄は相当な違いがあるようですね。

彼だけは記憶に残る話がほとんどないというところも、その性格を現しているような気がします。(単純にこちらに興味がなくて、全然聞いていなかったという可能性は否定できませんが…・汗)

さて最後は主役の渡部くん。

もともと仮面ライダーになりたいという気持ちで役者を目指し、上京してきた彼。

本当に仮面ライダーになれることが決まって、親孝行できたかな~、と思っているそうです。

この日の会場には、そのご両親もいらっしゃっていたとか…。

火野映司というキャラは、最初は仮面ライダーダブルの映画で初登場し、それからテレビが始まって、少しずつ役を掴んでいったところがあるようで、最初の方と比べても、彼自身かなり変わったと思っているみたいです。

これまでの撮影で一番印象に残っているのは、すべての始まりだったパンツ1枚のシーン。

あれが始まりならば、やはり終わりもパンツ1枚になるのでしょうか…??

あのシーンも驚きならば、変身時の串田さんの音声を聞いたときも驚いたそうで、これはキャスト全員、共通したことだった様子です。

正直、最初はガクッ、としたみたいな気配も伺えますね。(笑)

ちなみに、各キャストのお気に入りのライダーフォームは、タジャドルがもっとも人気が高く、渡部くん本人はガタキリバだとのことでした。

最近全然変身しない…

とぼやいていたけど、それを言うならラトラーターもそうだし、今回のステージで久しぶりに見た、サゴーゾもそうです。

シャウタだって、今後どうなるかわからないし、ストーリー展開よりもまずおもちゃとしての商品開発を優先してモノを作ると、得てしてたいした出番もなく終わってしまうのがたくさん出てしまいますね。

ほんの僅かのステージ出演でしたけど、「俺、参上!!」とポーズを取ったらベルトが外れて、かなりあわを食ったそうです。

今夜のステージはうまくいくことを祈っています。

さて、8月公開の劇場版の撮影も始まり、テレビもこれから最終回に向けて、相当笑えない内容になっていくような気配が濃厚な『仮面ライダーオーズ』。

次週、後藤ちゃんがバースの変身ベルトを手にしているけど、果たして本当に彼が仮面ライダーバースになるのか、岩永さんの妙に取り澄ました顔が気になったりもして…。

トークショーは、こんな感じで幕を下ろしていますが、最後におまけで、渡部くんの歌うタトバコンボのテーマソングと、渡部&三浦くんによるタジャドルコンボのテーマソングの2曲を熱唱するライブもありました。

ライブも含めて、こちらは約1時間15分くらいのステージでした。

この他には、寸劇による変身シーン再現などもありましたよ。

音響さんが気をきかせて、ガタキリバのサウンドを出してくれていましたっけね…。

会場では、これまでのライダー映画で売れ残ったグッズの販売(苦笑)と、会場限定オリジナルポストカードセット(500円)の販売もありました。

ポストカードの収益は全額、東日本大震災被災地への募金に使用されるそうです。

だからやはり、ポストカードが一番人気だったみたいです。

僕もとりあえず1セット購入しておきました。

余談ですが、ホールへと続く、建物入り口からカーブを描いて下っているスロープの一ヶ所に、オーメダルのガチャガチャ販売機が置かれています。(第4弾でした)

できるのは1人5回までで、売り切れ御免となっていたけど、かなり数があって、帰りがけでも余裕で購入できました。

ただ、販売機のすぐ脇にある両替機は故障していて使えないので、もし購入を考えている方は、事前に硬貨を用意しておいた方がいいですよ。