頂上オフ~後編
ブログの存在理由ですか…
これはたぶん、山を登る理由ぐらいボヤけたものだな(笑)
強いて言えば…
「そこに穴があれば入るのが男」
みたいな感じ(笑)
さて、少しだけ需要があった山登り記事の後編いきます。
☆関東出発☆
三人でハイリミカーに乗り込み、様々なブロガーの話で盛り上がる。
ブロガー同士が集まれば他のブロガーの話になるのは、勝つために「ステージ止め」を行うぐらい当たり前のこと。
「あのブロガーとあのブロガーがこうでさ…」
「あのブロガーはどうなん?」
そんな他愛もない話をしてたんだけど、俺は何度も寝ようとしていた。
それでも、前の二人が気になるような話ばっかりするから、一睡もできなかったんだよな…。
結局、海老名SAで吉野家の牛丼を食べて富士山まで直行。
着いたのは00:00だったと記憶している。
道中、霧が気になったが五号目まで上がってみると晴天そのもの。
宝石が散りばめられたかのように、無数の星が輝いている。
読者の皆さんも想像してみてくれ。
暑苦しい男三人が…
「これ見れただけで来た甲斐あったわ」
と言うキモイ光景を。これがもし女の子でもいれば、間違いなくイチコロのシチュエーションだろう。
トドメに…
「俺の黒い彗星に乗ってみるかい?」
なんて言ってしまえば、99%成功するハズの告白も失敗に終わり、間違いなく宇宙まで届く勢いで蹴りを入れられるだろう。
そんなことを考えつつ、黒い三連星はジェットストリーム登山に挑戦するのだった。
☆30分後☆
登山をする上で気を付けなきゃいけないのが高山病だ。
これは地上よりも遥かに高い位置に上がるため、急激な酸素の薄さから発症する病気。
俺も初めて登ったときはこれにかかり、唇を真っ青にして登ったもんだ。
ちなみに毎年死人が出ている富士登山も、遭難以外ではここらへんの病気が最もな理由だろう。
そんな危険な病気にならない為の対応策として、高度が上がるたびに少しずつ休憩を取るのが登山を成功させるコツだ。
いざ登り始めると、天候が良いためサクサク進む。
インターネットで調べた情報によると、約5時間で頂上まで行けるそうだ。
だが七号目まで登ったときに、マッシュ(けたろう)が呟いた。
「ホバーが故障しました、これではバズーカが打てません!」
ガイア(エロリ)・オルテガ(ハイリミ)「高山病だわ…」
こんなやり取りをしつつ、大事をとって長めの休憩を取る。
逆に大事を取りすぎて爆睡してしまい、3人とも凍死をしそうになっていたのはここだけの話だ。
ここはハイリミさんの一言「動かないと死ぬで!」に目を覚まし、次の山小屋を目指す。
☆次の山小屋☆
マッシュ「もうダメです、俺を置いて先に登って下さい!」
ここに新たなジェットストリームアタックが完成したのだ。残る俺たち二人は、けたろうの頭を踏み台にして頂上を目指す!
…だがやはり、上に行けば行くほどペースが乱れてくる。気づけば2~3分歩くだけで「ゼイゼイ」と息が切れている始末だ。
山小屋間は通常20~50分で到着するのだが、休みながら登ると1時間半ぐらいは普通にかかってしまう。ましてや寝ないで登っているわけだから、少し休もうとすれば気づくと寝てしまっていて恐ろしいほどの時間が過ぎている。
そう、まるで宇宙のような異空間なのだ。
「休めば休むほど辛くなる」
これに気づいた俺は、逆に休まないと登ることにした。高山病の危険もあるが、これはすでにかからない自信があった。
それは過去の登山で「自分のペース」を掴んでいたからと言っても良い。そして海で培った俺の体力を山にナメられたくなかったからだ。
休憩を取らず登り続けたら意外に楽で、後はハイリミさんとグイグイ登っていくことができた。
00:00から登り始め登頂したのが朝の09:00。道中、寝てしまったことも踏まえるとなかなか良いペースで登ることができた。
「さて、降りようか…」
とハイリミさんと話していて、けたろうに電話。すると…
マッシュ「いま登ってますよ! 山頂で待っててください!」
俺の中で、山頂にて3人で写真を撮るのが今回の目的だった。だから待とう。ハイリミさんは800円するカップラーメンを食べて、すでに熟睡している。
足が止まっていると常に物を食っているな、この男は(笑)
☆2時間後☆
何か顔が痛い…そうか、白い悪魔のビームライフルに顔が焼かれていたのか。日焼け止めなるシールドも張っていなかったためか、顔が異常な熱さだ。
ん? けたろうは…?
「もしもーし」
マッシュ「もう頂上見えてますよ!」
「了解!」
雲よりも高い頂上から見下ろすと、黄色リュックを背負ったけたろうの姿が見えた。
無事頂上にて集合写真を撮り、本日の最終作戦行動「下山」に移る。最後はもちろん、静岡の温泉に行き疲れを癒しつつ、登山話で盛り上がるのであった。だが…
「家に帰るまでが遠足です」
小学校の頃、遠足の度に先生が行ってくれたこの言葉が現実となった。帰りの高速の渋滞がなんと30km。
通常の状態なら3倍速で抜けていくのだが、この時の状態では無理と判断し…
本物のドム「戦場の絆」に乗ってから家に帰ったのでありました。ちゃんちゃん♪