梅雨の合間に海に行くと、オワンクラゲの仲間とウリクラゲが一杯居た。
よく見ると、懐かしいクラゲが1個体居た。
2003年から2006年頃ちょっと変わったヒトモシクラゲの様な個体が見つかった、クラゲの観察を始めた頃で、*久保田先生に液浸標本を送った記憶が有る。
その頃、三河湾の定置網にも入っていたと、Y氏が言っていた。
そのままになっていたが、標準和名が付いたらしい、カザリオワンクラゲと久保田先生に教わった、一時的な外来種では無く帰化種なのだろうか?
*久保田先生 京都大学 瀬戸臨海実験所 准教授 久保田 信 先生
そう言えば、その頃一時的にPhyllorhiza punctataが見つかったが、それ以降見ていない、定着しなかったのか?
オワンクラゲの仲間は、大概のクラゲが餌になると聞いていたが、今迄の経験では、カブトクラゲしか食べないと思っていたので、持ち帰る事は無かった、今回懐かしの種が見つかったので、比較の為にウリクラゲと共に持ち帰ったところ、ウリクラゲを食った。
天候が悪く、海に行けないうちに餌のウリクラゲもなくなったしまったので、ミズクラゲを与えたところミズクラゲも食べた、今迄の経験とは違うが、育った環境で食べ慣れたエサに反応するのか?
ミズクラゲを食べてくれると飼育がし易い、自家繁殖個体は中々切って餌にはし辛いが、この季節はスクリューで刻まれたミズクラゲをよく見かけるので、拾ってくれば餌には困らない。
【写真】ameba
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ウリクラゲを食べるオワンクラゲ
【写真】ameba
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ウリクラゲを食べるヒトモシクラゲ
【写真】ameba
3
ウリクラゲを食べるカザリオワンクラゲ
【写真】ameba
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カザリオワンクラゲ(左)とヒトモシクラゲ(右)、オワンクラゲ(上)カザリオワンクラゲの方が、透明度が低く少し茶色い。
【写真】ameba
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傘径約60mmのカザリオワンクラゲの触手、現在28本出ているが、6ヶ所触手瘤が出来ようとしている。この写真では、ミズクラゲを食べている。
【動画】YouTube
BGM:美女と野獣 Beauty and the Beast (ピアノ・ソロ) Presso
https://www.youtube.com/watch?v=ZRh4_UZqZVw
ミズクラゲを与えているうちに色が白くなってきた、アカクラゲはもう見なくなったので色の有るクラゲとは、何を食っていたのだろうか?
このクラゲの特徴は、何と言っても放射管が直線でなくギザギザしている事、傘の表面と裏面とも放射管が有る事、オワンクラゲやヒトモシクラゲは傘の内側のみ。
傘の裏側から放射管を見ると、ヒトモシクラゲの様に多くて長い、オワンクラゲはヒトモシクラゲと比べて、放射管が少なく短い、環状管を超えて表側にも放射管が頂部まで伸びているが、途中で終わっている部分も有り、先は他の放射管とは繋がっていない。
【JellyClub】
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