妄想ストーリー☆ユチョン編5 第23話~黙って乗れ~ | のでの☆晴天なり☆~東方神起&JYJ~

妄想ストーリー☆ユチョン編5 第23話~黙って乗れ~


妄想ストーリー☆ユチョン編5
第23話です☆

今夜もなんとか書けました~汗

慌しくてミアネヨ!



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―仲良さ気にマンションに
入っていった、ジェジュンとスヨン。





気心知れた友人や、
特別な関係でないのなら、
そう簡単に女を
部屋に上げたりするはずがない。

そう、俺達は有名人なのだから―・・


なのに、
ただのスタッフであるはずの彼女を、
ジェジュンは、
自分の部屋へと招き入れたのか。





スヨン、君は―・・

もしかして、ジェジュンが居るから、
俺を遠ざけたのか・・・?





あの甘いキスは
何だったのか。





心ならずも、
受け入れようと俺に開いた
あの身体は何だったのか―


軽く遊ぶつもりが、
いつのまにか本気になって。

これじゃまるで、俺の方が―・・

不本意な今の状況に、
俺はギリリと唇を噛んだ。





知らぬふりして
ジェジュンの部屋を訪ねることも。

―また誤魔化されるとわかっていて、
電話を掛けることも
俺は出来ずに・・・


―怒りでどうにかなりそうだ。





こんなにも無様に嫉妬に燃えて、
俺を格好悪い男にした女は。

・・・スヨン。
君が、初めてだ―












翌日―


夜も明けきれない早朝からの
撮影なのに、

あの2人のその後が気になって、
結局俺は一睡も
眠ることが出来なかった。





―だけど逆にそれが
興奮状態を保ったのか、

午前の撮影シーンでは
1度もNGを出すことなく終えた。


・・・皮肉なものだな。





身体は疲れ切っているのに、
怒りが活力に変わるなんて―


「ユチョン、次の撮影時間は夜中だから、
帰ってゆっくり休んどけよ~」





マネージャーの言葉に
頷くものの、
興奮状態は尚も覚めやらず。




(・・・スヨン、どこだ・・・!?)


俺は、片付けを始めている
スタッフの中に、その姿を探す。


―奥に1人、機材を両手に抱え、
トラックへ向かっている後姿を見つけた。



「―スヨン・・・!」


すかさず駆け寄り、
彼女の抱えている荷物を奪い、
地面に置くと、

「―ユチョン・・!?」





そのまま彼女の腕を掴み、
強引に歩き出す。


「ちょ・・・っちょっと、ユチョン・・!!」


彼女の声に何も答えず、
近くの駐車場に停めてある
自分の車の助手席に、
強引に座らせた。



「―ユチョン!何なの!?―仕事中なのに・・・!」



「―いいから黙って乗れ!!」


他のスタッフにも見られているだろうに、
そんなことは少しもお構い無しに
俺は車を急発進させた―

(つづく・・)