妄想ストーリー☆ユチョン編5 第20話~彼女の行方~ | のでの☆晴天なり☆~東方神起&JYJ~

妄想ストーリー☆ユチョン編5 第20話~彼女の行方~


妄想ストーリー☆ユチョン編5
第20話です☆


ライバルにするべきか、
ただの相談相手にするべきか・・・笑う
決めてないww

台風が近づいております~
皆様も、お気をつけなはれや!



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



・・・どうしたら君は
俺を好きになるの。

どうしたら、
その心を開いてくれるの―






自分でも驚く程に、
俺はスヨンに夢中に
なっていたみたいで。

拒絶されたショックが、
演技にも影響を及ぼす。

もうこれで何回目だろうかという程、
単純なシーンでNGを繰り返して―





時計を見ながら、はあ~っ・・と
監督は溜息をつき、

「―今日はもうこれ以上は無理そうだな。」

その代わり、
明日はもっと早いぞユチョン―



「・・・すみません―・・」


ただでさえスケジュールも
押し迫っているというのに、

もう新人でもないだろ??





全く、自分ながらに情けない―


明日は早いとわかってはいるが、
少しばかり酒を飲まずには
眠れそうもない。





だからと言って1人で飲んでも、
逆に気が滅入りそうだ。




(・・・ジェジュンを呼び出すか―)

ジュンスは酒も飲めないし、
今はミュージカルで忙しいしな―


撮影現場を離れ、ジェジュンに
電話を掛けようとした
まさにその時。





―1台の車が、
撮影場所の門前に
停まるのを目にした。

暗い深夜、野外ライトの明かりに
照らされたその車は、
俺が見慣れている車種で。





・・・あれ?

あの車―

ジェジュンのじゃないか・・?


遠目にははっきりとわからなくて、
徐々に近づいていくと、

車の中から、
その助手席の扉が開き―




「―スヨン!ごめん、待った?」

早く乗って―




(・・・・・!!)


―え・・!?

スヨン―・・・!?





建物の脇から現れた女は、
間違いなく、スヨンで。





呆然と立ちすくむ
俺に気づかぬまま、
彼女は笑顔で助手席に乗り込むと、

そのまま街中へと
走り去っていった―・・

(つづく・・)