妄想ストーリー☆ユチョン編5 第18話~どうしたら君は~ | のでの☆晴天なり☆~東方神起&JYJ~

妄想ストーリー☆ユチョン編5 第18話~どうしたら君は~


妄想ストーリー☆ユチョン編5
第18話です☆

うちにもやっとJYJアルバムが
届きました~ハート②

やっとちゃんと全部聴けますにへルンルン

聴きながら~続きを書いたわんおんぷ



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―あれから数日後、
ドラマの撮影も佳境を向かえ、

なかなかスヨンと2人きりに
なれないでいた。





休憩時間は取れても、
必ず他の出演者やスタッフがいて、

あの車での続きを、
実行する隙も余裕もなく―





・・・気づけば、
俺は現場で彼女の姿を
探している。





仕事で共になっても、
話す暇もないんだ。

どれだけキスを交わしても、
俺に対していつも
冷静な態度の彼女。

あのひとときから
変わったであろう表情を、
ゆっくりと見たいのに―





―その時の俺は知らなくて。

ジェジュンとの会話を
あの車の中で、
彼女に聞かれていたことなど。

ましてや彼女が、
深く傷ついていたことなんて―




(あ、スヨン―)





次のシーンの風景替えに
俺は1人日陰で待機していると、

目の前を通り過ぎていく
彼女の姿をようやく捉えた。


「―スヨン!」

「―あっ!?―ユチョン・・!」





彼女が1人なのを確認し、
さっとその手を掴み、
建物の影に引き寄せた。



「―やっと捕まえた。」


もう慣れたように、
その唇にキスをしようとすると―


「・・・や、めてよ・・・!!」



「―っ!!」


力の限りで、
スヨンは俺を振り払った。



「―スヨン。」



「・・・もう二度と、こんなこと止めて―」

迷惑だわ―


キッときつく俺を
睨んだかと思うと、

足早にその場から
走り去っていった・・・




(・・・スヨン―)


・・・なんだよ、
どうしたんだよ?

何故、突然―


―もう俺を受け入れたんじゃあ
なかったのか?





たとえ最初は強引にだったとしても、
応えるそのキス、
車の中で、
俺の愛撫に反応した体、

君はもう、俺が欲しくて
たまらなかったんじゃないのか―





・・・どこか裏切られたような、
まるで振られたような、
そんな感覚に。

最初の軽い気持ちはどこかへ消え、
本気で彼女に惚れていることに、
自分自身、認めざるを得なかった―





―どうしてどこまでも、
俺になびかないの。

そんな女は
スヨン、君が初めてで。

・・・どうしたら君は、
俺を好きになる―














「―あ、スヨン?うん、ジェジュンだよ。」

もう撮影は終わったんだろ?

今から迎えに行くよ―・・


(つづく・・)