妄想ストーリー☆ジェジュン編4 番外編~彼の恋の行方~ | のでの☆晴天なり☆~東方神起&JYJ~

妄想ストーリー☆ジェジュン編4 番外編~彼の恋の行方~


妄想ストーリー☆ジェジュン編4
番外編です☆


振られた後のチャンミンを
書いていないので、
番外編として書きましたまるちゃん風

この先は皆様で
続きを妄想してくださいませ~にへハート②

最終回のコメントの返事は
こちらと一緒に後日お返ししますねえ心

いつもありがとうございますきらきら


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




・・・天国から地獄へ、
と言った表現は、
まさにこのことを言うのだろう。


これから2人の夜が始まると言う
このタイミングで、
明日香さんに告げられた、
想い人の真実。

“ジェジュンは、貴女に
告白するつもりで―・・”





その言葉を聞いた瞬間から、
目の前に居る僕などもう、
彼女の瞳に
映ってはいなかった。





―僕は、負けなの?

貴女を放っておいた、
あんな勝手な男に?



「明日香さん、今夜は僕と・・!」



「ごめんね、でも私・・・!」

彼の元にすぐに
行かなくちゃ・・・!





何の迷いもなく駆け出して行った
明日香さんの行動が、
僕に否応なく
それをわからせる。

僕は、その男に
負けたんじゃない。

最初からきっと勝負にすら
なっていなかったんだ、・・・って―





明日香さん―・・

付き合うようになってからも、
僕はちゃんと理解していたのに。

貴女の心の中はまだ、
忘れられないその人で
溢れているってことくらい―・・





・・・だけど、今夜からは
それも変わる、いや、

抱くこの腕の中で
変えてみせると、僕は―





―虚しくも、男のほのかな
夢は消え去り。


・・・眠れない夜が明け、
翌日、明日香さんは
会社に少し遅れて出社してきた。


―昨夜と同じ服装、
どことなく完璧でない
その薄化粧が、

僕から何も問わずとも、
その彼とうまくいったんだと
理解させられて。





―これ以上、
僕に何が出来ただろう?

僕を呼び出して、
もう付き合うことは出来ないと
頭を下げて謝ってくる彼女に、



「・・・もう謝らないで下さい、明日香さん―」

貴女が片想いならと
僕は行動したまでで、

両想いとわかれば、もう―・・



「僕の出番なんてないですからね・・・」


「・・本当にごめん・・・チャンミン―・・」



「―さっ、早くしないともう
会議が始まってしまいますよ?」


急いでオフィスに戻りましょう、
明日香さん―


そう告げて、
申し訳なさそうに僕を見上げる
彼女の肩を叩いた。


・・・これ以上はもう、
僕が惨めに
なってしまうだけだから。

―どうせ忘れなければ
いけないのなら、
きっぱりと、
男らしく背を向けよう。





・・・今夜1晩だけ、
1人、部屋で
情けなく泣くとしても―・・












―1年後。


チャンミンと私は
互いに転勤もなく、

相変わらず
同じ部署で働いていた。





何か変わったことがあるとするなら、
何人かの新人が入り、

彼にも指導する後輩が
増えたということくらいだろう。



「―明日香先輩。」

明日のプレゼンの
資料のことなんですけど―





―いつのまにか、私の呼び方も
“先輩”に戻り、

目が合うその視線も、
もう過去のぎこちなさは
無くなったように感じる。


そんな彼を見つけて、
新人の女の子の1人が
声を掛けてきた。


「チャンミン先輩・・!」

すみません、このデータの
計算がどうしても合わなくて―



「―どれ?ちょっと見せて。」


彼を先輩と慕って寄ってくる
若い後輩達の中には、

私から見ても、
チャンミンに行為を寄せているなと
わかる子がチラホラいる。





事実、そんな女の子達に彼は
絶大な人気を誇っていて、

それを知るチャンミンもまた、
その待遇にまんざらでもない様子だ。





―そうやって彼にも、
また新しい恋が始まるのかも、と、
私は安堵した心持ちで、
穏やかに微笑む彼を見つめた―






定時の鐘が鳴ると同時に、
私の携帯の着信音が鳴る。

―ジェジュンからだ。



「―あ、明日香?俺。」

もう仕事終わったんだろ?
俺、下まで来てるから―



「ジェジュン、もう迎えに来たの?」

―うん、すぐに行くから
ちょっと待っててね―


いそいそと帰り支度をして、
「お先にお疲れ様~」と
オフィスを後にする私に、

チャンミンはニコリと笑って
手を振るのだった―





いつのまにか
また人数の増えた、

可愛い女の子達に
囲まれながら・・・ね―





番外編~完~