妄想ストーリー☆ジェジュン編4 第39話~ちゃんと言って~ | のでの☆晴天なり☆~東方神起&JYJ~

妄想ストーリー☆ジェジュン編4 第39話~ちゃんと言って~


妄想ストーリー☆ジェジュン編4
第39話です☆

あと3話で終わりそうまるちゃん風

薄情な明日香だが、
貴女ならどうする~~音符

そりゃ突っ走るだろ!むふっ。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


“ジェジュンったら、
貴女に告白するからって、
女友達全員を切ったのよ?”

本当に薄情な男よね―





・・・・え?


―その彼女の発言に、
まるで思考が止まるようだった。

・・・誰が、・・・誰に?

告白するって・・・?





すぐには理解出来ず、
ただ、眉を潜めて
その彼女の顔を凝視する私。


「でも、貴女にこんな素敵な
彼氏が居るなら、
ジェジュンも諦めて当然ねえ。」

まあ、それでまた遊んでくれるなら、
私はそっちの方がいいけどね―


彼女は一通り話し終えると、
じゃあね、と言って、
颯爽と私達の前から
歩き去って行った―


・・・残された私達、2人。



「・・・明日香さん―」


背中越しに、私の反応を伺う
チャンミンの声。

さっきまでの、ほのかに感じた
彼との幸せなひとときが、
まるで嘘のように。

“ジェジュンは、
貴女に告白するつもりで―”

去った彼女のあの言葉が、
決意したはずの私の心を、
一気に揺れ動かした。





・・・行かなくちゃ。

今すぐ、彼に会って
確かめなくちゃ。

その言葉の意味を―



「明日香さん―」


何かを察して、
グッと私の腕を捕らえるチャンミン。



「・・・チャンミン、―ごめん、
私、行かなきゃ―」




「―明日香さん、今夜は僕と・・・!」



「ごめんね、でも、私・・・!」

すぐに行かなくちゃ・・・!!


掴まれた腕を振りほどき、
私は今来た道を、駆け出した。



「明日香さん・・!!」


そう、だたの1度も、
チャンミンを
振り返ることのないまま―


・・・わかってる。

私が今、
どれだけ酷い女かってこと。





裏切りにも似た私の行動に、
チャンミンはそのショックを
隠せないでいるだろう。





―そんな彼の顔を、
私はとても
見ることも出来なくて、

ただ、せめて
彼の視界から消えるまで、

息の続く限りに
人混みを掻き分け
走り続けた―





ジェジュン―

・・・本当なの?

彼女が言ったこと、・・・本当に?





冷たい態度のその裏を
私は知ることも、
わかろうともせず、
無理に忘れようとしてたのに。


―どんなに悪い女になったって、
もう私は構わない。

ジェジュン・・・!

アンタの本心を、
今に暴いてやるから―





電車を乗り継ぎ、
駅から息を切らして
彼の家に辿り着き、

通いなれたその玄関に
チャイムも鳴らさずに
上がりこんだ。


彼の両親の在宅を
確認することももどかしく、

「―おばさん、お邪魔するね!!」


バタバタと上がりこみ、
私はジェジュンの
部屋のドアを開けた―



「・・・姉さん―」

何だよ、ノックもしないで―





何事もなかったように、
どこか平然と話すジェジュンが
また憎らしい。





・・・何よ、何よ、ジェジュン・・・!!

本当は、私のことが
好きなくせに・・・!


その顔を見た途端、
愛しさと、
歯がゆさでもどかしく、

胸の奥から
想いがこみ上げて―



「姉さ・・・!」


・・・許してあげないんだから。

ちゃんとこの口から、
本当のことを言わないと―



「・・!!!」


突然の強引な私の攻めに、
ジェジュンは
驚いている様子だった。



「ん、ん・・・っ」


―さあ、ジェジュン。

誰かを傷つけても、
私はここに来たの。

・・・だから、ちゃんと言って。





私を好きだって言いなさいよ―

(つづく・・)

次回アメ限です☆