妄想ストーリー☆ジェジュン編4 第36話~明日にして~ | のでの☆晴天なり☆~東方神起&JYJ~

妄想ストーリー☆ジェジュン編4 第36話~明日にして~


妄想ストーリー☆ジェジュン編4
第36話です☆


だいぶ引っ張りましたが
最終話まであと少しです。

あと、4話くらいかな~~にゃ

連休中で終われるか否か汗



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「―どうしたんですか?何か浮かない顔して。」



「―え?ああ、ううん、何でもないの―」


ジェジュンと気まずく別れた
あの夜から数日後、

こうしてチャンミンの誘いを受けて、
街中のカフェで
映画の前のお茶をする。



「今日は映画の後、どうします?」

夕食にはまだちょっと
早い時間に終わるし。



「―他に行きたい所とか、ないですか?」

明日香さんの行きたい所に
連れていきますよ、僕―


呼び名も、いつのまにか
“先輩”から名前へと変わり、

自然に私を
エスコートするその様は、
私の目に格好良くも映る。





・・・こんなに素敵で、
まっすぐに私を
想ってくれるチャンミン。

そんな彼に、
私も応えなければ―・・



「うーん、行きたい所って、
特に浮かばないなあ・・・チャンミンは?」


貴方の行きたいところでも
全然構わないよ?



「―僕の行きたいところ、ですか・・・」


私の問い掛けに、
どこか照れた様子で
チャンミンは答えを返す。



「・・・その、行きたいところって言うか―」



「―何?」



「―僕の部屋に、来てくれたらなあ、と・・・」


1度、明日香さんの手料理、
食べてみたい―



「手料理―・・」


突然の彼の要望に
私は少しだけ驚いたが、

手料理を作って欲しいと言うのが、
きっとチャンミンの本音じゃない、と
内心感じた。





―それは、ただのきっかけで。

・・・彼の部屋に行けば、
きっと今夜は帰れない。

あの日、チャンミンと
最後まで結ばれなかった
あの続きを、その視線で
求められている―



「・・・ダメ、ですか?明日香さん―」


そう遠慮がちに
私に懇願する様子は、
女心に、
愛しさすら覚えさせる。


・・・何も断る理由はない。

だって、私はチャンミンの
彼女なんだから―・・



「・・・いいよ。」

美味しいパスタ、作ってあげる―















「・・・あと何人だっけ―」


携帯電話に登録された
女性達の人数を確認しながら、

切るべき相手を探しては、
その削除ボタンを押す。





―無論、本当に
ただの友達と呼ぶ女も居るが、

今まで俺に1度でもモーションを
掛けてきた女は、
全て削除の対象にした。





・・・今更こんなことをしても遅いって、
俺にだってわかってる。

だけど―





もうこれで、
俺の恋が破れても。

本気のこの想いを
わかってくれないまま、
終わりにだけはしたくなかった。





―全ての女の番号を
携帯から削除して。

意を決して、俺は姉さんに
電話を掛ける。



「―あ、姉さん?」

・・・あの、さ。

俺、姉さんに
伝えたいことがあるんだ。



「電話でもいいんだ、今、時間取れる?」


そんな俺に、
姉さんから返ってきた、
冷たい言葉。



「・・・ジェジュン、私、
今チャンミンと居るのよ。」


―そう、デート中なの。

きっと帰って来ないから、
話しなら明日にして―




(つづく・・)