妄想ストーリー☆ジェジュン編4 第29話~誰でもいいのか~ | のでの☆晴天なり☆~東方神起&JYJ~

妄想ストーリー☆ジェジュン編4 第29話~誰でもいいのか~


妄想ストーリー☆ジェジュン編4
第29話です☆


今日はこちら地区運動会と花見でした。
晴れてはいたけれど
とても寒かった~~うへー
田舎行事もこれで終わり音符

さて、ジェジュン編まいりますルンルン

次回はチャンミンとのアメ限ですぞ笑う



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「―送ってくれてありがとう、チャンミン。」


あれから、チャンミンは
私を家まで送り届けてくれた。



「―今夜はゆっくり寝てください。」

また、電話します―


爽やかに挨拶を済ませ、
走り去っていく彼の車を
路上で見送って。

それから少しの間、
家の前で、
見上げた夜空の星を見つめる。





・・・本当に、
これで良かったのだろうか。

決心したはずなのに、
まだ心に迷いがあって。

それでも、私のその全てを
受け入れてくれたチャンミン。





僕が忘れさせると言って
抱き締めてくれた彼に、

私はまだ、愛しさよりも
申し訳なさを感じてしまう―





―こうして外に居ると、
まだ残る肌寒さが、
私の身体を冷やしていく。

溜息を付きながらも、
そろそろ家に入ろうとすると―



「・・・余韻にでも浸ってんの?」



「・・・ジェジュン―」


いつのまにか後ろに立っていた
ジェジュンが、
私に声を掛けてきた。



「送ってきたの、あの彼氏だろ。」

家にも入らないで、
抱かれた余韻を
まだ忘れたくない感じ?


―どこか喧嘩越しに、
私に絡んでくるジェジュン。



「―ホントに嫌な奴ね、ジェジュン。」



「・・・姉さん、今、何時?」


唐突に、
今の時刻を聞く彼。


「・・・0時30分、だけど?」



「―もう明日になってる。
今日中に連絡してくれって言っただろ?」




「―何よ、それ。知らないわよ。」



「今度は知らないフリ?」

そんなにアイツとは、良かったんだ?

え?時間を忘れるくらいに―



「ジェジュン・・・!」


いったい何だと言うのだろうか、
いつにも増して
意地悪な彼の態度に、

もううんざりという素振りで
家の玄関のドアに手を掛けると―


「あ・・・っ!?」


ジェジュンは強引に私の手を引き、
そのまま壁に押しやった。


「―な、なによっ、離し・・・!」





―強引に重なる、
ジェジュンの唇。

強い力で私を抑えつけ、
私の唇を割り入り
舌を絡ませてくる―


「ん、んっ・・・!」


ジェジュンの片足が
私の両足の間に入り込み、

抱き締めるように
グッと腰を引き寄せる。





・・・それだけで、
ジェジュンとの甘美なひとときが
思い出されて、
私は力が抜けそうになる―



「・・・ほら、感じているじゃないか、姉さんは―」

あの彼氏じゃなくても
結局、誰でもいいんだろ―


「ジェジュン・・・っ!」





・・・そうやって
私を責める彼の真意を、
今の私がわかるはずもなく、

ただ、そんなことをジェジュンに
言われてしまう
自分が悲しかった。





・・・誰でもいいわけじゃない。

だけど、ジェジュンを忘れようとして
チャンミンに
身を委ねた私は結局。

彼の言う通り、本当は
誰でもいいのかと逆に思えて、
ますます悲しくなった。

・・・そう、私はチャンミンと―・・





ジェジュンの責め立てる
瞳を正面に見つめながら、

私はチャンミンとのひとときを
思い返していた―

(つづく・・)