妄想ストーリー☆ジェジュン編4 第12話~気づかぬ視線~
妄想ストーリー☆ジェジュン編4
第12話です☆
もう1人はチャンミンでした
ユチョンとどっちにしようか
迷ったんだけど、
ユチョンは最近の写真が
良いのが少なくてww
でもチャンミンと決めたら、
この先のストーリーが
頭に浮かんできた~
基本、エロく楽しくです今回ww
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・・・なんで私は彼と
ここに居るんだろう。
映画館で肩を並べて、
何故だかチャンミンと2人。
会社でしか話したことがないのに、
この突然の出来事に、
彼は理由も聞かず
付き合ってくれている。
・・・確かチャンミンは、
そう、私より7つも
歳が離れているんだっけ。
5歳下のジェジュンには
恋をしているくせに、
彼と2歳違いのチャンミンは、
私の目にはとても恋愛対象の
男性としては映らない。
だからなのか、
こうして2人きりでも緊張もなく、
どこか気を抜いて
いられるのかもね―
・・・あれからジェジュンは
どこに行ったんだろう―
時間的に、
きっと食事をして、
お酒も飲んで。
・・・それから、
それから―・・
(―あ~もう・・!)
頭の中で勝手にその先を想像し、
それを打ち消すように
頭を振った。
・・・だけど、どうしても
気になってしまうよ。
他の女性を、
ジェジュンはどんな風に
抱くのかな―・・・
結局、観たかった
映画だったはずが、
ちっとも集中出来ずに
エンドロールを
迎えてしまった―
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映画館を出て、
お茶を飲もうと2人
カフェに立ち寄った。
「―なかなか面白かったですね、先輩。」
「―うん、面白かったね~」
映画の内容はうろ覚えだなんて
とても言えず、
チャンミンの言葉に
曖昧に相槌を打つ。
「―あれだと続編出来そうですよね?」
「―うんうん。私もそう思う~」
我ながら情けない
返答ぶりではあるものの、
―思えばこうして
異性と映画を観て、
カフェでお茶を飲むなんて
いつ以来だろうかと、
この雰囲気を
楽しんでいる私が居た。
お店を出て、
帰り道が逆方向である
チャンミンとは、
近くのバス停で
別れることになった。
「今日は私の嘘に付き合ってくれて
ありがとうチャンミン。」
でも、意外と楽しかったわ―
「―先輩、“意外と”は余計でしょう?」
僕も案外、楽しかったですよ―
「“案外”は余計でしょ!」
―ほのぼのと笑い合う私達。
私に弟は居ないけど、
こういう弟なら
居てもいいかもなあ~・・
なんてふと、思ったりして。
「・・・先輩、僕―」
「―ん?」
―あ、バスが来た!
そのタイミングで
ちょうどバスが到着し、
私の前で扉が
プシューっと音を立てて開いた。
「じゃあチャンミン、また会社でね!」
今日は本当にありがとう―
走り出すバスの中から、
見送るチャンミンに手を振った―
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・
今日はホント、
けっこう楽しかったな~
ただ映画を観て
お茶を飲んだだけだけど、
その初々しさが新鮮で、
私は充分満足していた。
・・・鼻歌交じりに自宅に
帰っていく私の姿を、
自分の部屋の窓から
ジェジュンは黙って
見つめているのだった―
(つづく・・)