妄想ストーリー☆ユチョン編 ~序章~
まだ始まりではありません
序章ですからww
15歳、入れてみたww
東京ドームじゃ何歳かしらねww
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君と初めて会ったのは―
君がまだ、
15歳の時だった。
俺の親友の妹で。
その家に遊びに行くたびに、
兄の部屋を覗いては、
言葉とは裏腹に、
嬉しそうに君は声をかけてくる。
ある日、君は俺に言ったね。
兄の部屋に、
俺が一人になった時。
「ユチョン・・・。私、
貴方の彼女になりたいよ―・・」
そう言って恥ずかしそうに、
うつむいた君に。
お前、まだ子供じゃないか?
俺、大学生だぜ?
つまんねえ冗談言ってんなよな―
半ば呆れ顔で、
俺は彼女の頭をポンと叩いた―
彼女は、俺の顔を見上げると、
みるみるうちにその瞳に
涙を貯めて、
「・・ユチョンのバカ・・・っ」
そう言って、逃げる様に
部屋を後にして―
・・・傷つけるつもりはなかったんだ。
だって君は、
本当にまだ子供で。
今まで一度も、
意識もしたこともなく、
俺にとってはただの、
“親友の妹” にしか過ぎなくて―
それから君は。
俺を避けるようになったね。
家に行っても、
偶然、街で遭遇しても、
下を向き、つれなく去っていって。
そのうち月日は流れ、
君は中学を卒業し、
ここから遠く離れた寮のある
高校へと進学していった。
―忘れていた。
忘れていたんだ。
社会人となって、
相変わらず
親友との交流が続いていても。
君のことは、
まるで、俺の想い出の中には
欠片もなくて―
あれから何年経っただろう?
どうして忘れていたんだろう?
俺の前に数年ぶりに
現れた君は―
まるでファッション誌から
抜け出たかのように、
吸いこまれそうになるほど、
憂いを帯びたその瞳。
引き立つその唇の、
ほのかな赤みが。
よりいっそうその白い肌を
輝かせる―
・・俺は一瞬で、心を奪われた。
美しく成長した君に。
君を捕まえなくてはと、
この心が騒ぎ出す―
戸惑う俺に、彼女は言った。
「・・ユチョン?
ああ、お兄ちゃんの―・・」
彼女は、フッと笑うと、
「忘れてたわ。
貴方のことなんて―」
そう言って、その輝く長い髪を
無造作にかきあげた―
(第1話から始まる・・・)