妄想ストーリー☆ユンジェ編 第25話~もう電話は~
ユンジェ編 第25話です☆
やっぱりね~、
今週中には最終回は
迎えられまっせん!!
やっぱり想いを込めて
書きたいの
だから最終回は
来週になっちゃうわ~
それでもオッゲー
そして最終回、
アメ限いきますわww
いらっしゃいにお邪魔します
の法則~ww
めぐっちの名言だす(爆www
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
―沈んだ顔しちゃって。
あやちゃんが、
休憩室で一人たたずむ
俺を見かけて、声をかけてきた。
「・・・別に、何でもないよ。」
彼女が、俺の隣に
ゆっくりと腰を下ろす。
「何でもないって顔じゃないわね。」
さっきから、
手に持つコーヒーも、
1口も飲んでないじゃない―
「あ・・・・。」
「・・・アメリカの彼のこと?」
心配そうに俺の顔を
彼女は覗きこむ。
ジェジュンとのことは、
まだ彼女しか、知らない。
―彼女の想いに、
応えられなかった俺だったが、
今では、
ジェジュンの事をこうして
話せるのは、
彼女しかいなかった。
ここでは今だに、秘めた二人の恋―
それが余計に、
離れているこの寂しさを
増していくようだった。
「ジェジュンさんのことで
悩んでいるのね・・・?」
「・・・ああ・・。まあな・・。」
―遠く離れた異国の地に。
今すぐにでも飛んで行きたいのに。
厳しい現実が、
そうはさせまいと
日々の忙しさを加速させる。
「・・逢いたくてたまらないんだ。
ジェジュンに―・・」
「ユノ―。。」
でも、今はどうしても。
やり遂げたいプロジェクトが
俺にはあるんだ。
“絶対、成功させろよな”
そう言ったジェジュンの為にも、
ここで投げ出すわけには
どうしてもいかないんだ―
・・・どんなに会いたくても。
どんなに恋しくても―
「ユノ・・・。そんなに彼のことを・・・」
あやちゃんが、フッと笑うと、
スッと、
俺の前に立ち上がった。
「ユノ―。貴方らしくないわね?」
そう言って、俺に話を続ける
彼女の顔は、
今まで見たことのないほどに
晴れやかで、
優しい表情をしていた―
・
・
・
・・・ユノが母国へ帰ってから、
もう数カ月が過ぎようとしていた。
あれから―
・・・電話すらも。
互いの国の、
その時間差のせいで、
まともに掛けることもままならず、
ほそぼそと、メールを交わすのが
精一杯だった。
今日は、休日―
俺は一人、ユノと来ていた
公園に足を延ばした。
カップルや家族連れで
賑わう公園の、
芝生に腰を下ろす。
俺は時計を確認した。
・・今の時刻は、
午後を一時間ほど回ったところ―
・・ユノのところは、
夜も更けた頃だろう。
ユノが出れそうな時間を
見計らって、
俺は内心ドキドキしながら、
彼に電話を掛けた―
「―もしもし。」
「あ、ユノ?・・俺だよ。」
「おう、ジェジュン。」
―電話越しでも。
その声で名前を呼ばれるだけで、
胸の高鳴りが
速まっていくのを感じた。
―少しばかり、日々の出来事や、
他愛ない話をして。
ひととおり話し終えると。
2人の間に沈黙が、流れる―
・・本当に言いたいことは。
話したいことは。
お互いに何も言わなくても
わかりきっていた。
俺は、恐る恐る、
ユノに、それを聞いた・・・
「ユノ―・・・。」
今度は俺達・・・
いつ。
いつ、会えるだろうな・・・?
ユノが、しばらく間をおいて、
それに答える。
「・・・さあな。
忙しくて―。・・わからないな。」
・・・俺の胸が、チクリと痛んだ。
「じゃ、じゃあさ、
電話する日を決めないか?」
俺、もっとお前と話したいんだよ。
会えないなら、せめて声だけでも
もっと聞きたいんだ。
そう言った俺に、ユノは―。
「・・・ジェジュン。。」
ごめん、ジェジュン・・・
俺・・・
おそらく、
今までのようには―
電話をしなくなるかも、知れない・・・
「え・・・?」
ユノが話を続ける。
「ほら、今大きなプロジェクト
立ちあげてるだろ?」
俺、今そのことで
頭が一杯なんだ。
絶対、成功させたいんだよ。
―わかるだろ?ジェジュン。
「だからもう、電話は―・・・」
ユノ―・・?
一体、何を言ってるんだ・・・?
―俺は、喉の奥が、
キュウっと痛くなるのがわかった。
涙が出そうになる時の、
あの喉の痛みが―
俺は思わず、自分の喉を抑えた。
「ユノ・・・?それって―」
・・・俺の声は、
きっと震えていただろう。
精一杯のその声で、
もう一度、ユノに聞いた―
「それってもう―・・」
俺には会わなくても。
電話をしなくても、
平気ってことなのか―・・?
・・・聞いたと同時に。
涙がその頬を伝った・・・
「・・・ジェジュン、ごめん。
また後で、掛け直すから―」
そう言ってプツリと
その電話は切れた―
ユノ・・・。
―それから。
それから、数時間経っても。
ユノからの着信は、なかった。
―夕暮れに公園の水辺が
オレンジ色に染まっていく。
賑やかだった人の声も。
まばらに散っていく。
俺は、そこから動けずに。
いつまでも、
沈みゆく夕陽を
一人見つめていた・・・・
(つづく・・)