妄想ストーリー☆ユンジェ編 第8話~照らす月が~
ユンジェ編 第8話です☆
いつもペタ&コメたくさん
ありがとうございます
書く意欲になりますじぇ
あと、例のジェジュンの週刊誌のこと・・・
韓国側記事にも出ていたように、
ジェジュン側も、“気にしない”って言っていたから、
気にして落ち込んだりしないでね~
ほんと、人気者ってつらいわね~
では、気を取り直して妄想の世界へ
いってらっさいww
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
“ユノ、キスして―・・”
彼女に言われるがまま。
俺は―
あやちゃんの唇にキスをした。
・・・俺の彼女だ。
拒む理由は何もない。
逆に、彼女をそんな風に
不安にさせてしまっていたのかと
俺は心が痛んだ。
だけど―・・・
重ねた彼女とのキスに。
心が何も、反応しない。
・・柔らかいその感触に。
・・・何も、感じなくて―
・・思い出されるのは。
ジェジュン、
あの夜に、
眠っているお前に口づけた
甘い唇と。
身体に湧き上がる
熱い衝動だけ―
ジェジュン・・・
諦めたはずだったのに。
俺は―
彼女とこうして触れ合うことを
重ねる度に。
ジェジュン、
お前を想うのだろうか・・・
お前を想って、
熱くなるこの身体を。
・・・彼女で埋めると言うのか俺は?
俺は―
彼女が嫌いなわけじゃない。
付き合っているくらいだ、
むしろ、可愛いとすら思っている。
あやちゃんは、
こんな俺にいつも率直で、
自分の意志をしっかり持った
素晴らしい女性だ。
だけど―
そんな彼女を愛そうと、思えば思うほど。
その度に、
ジェジュン、お前の存在が、
俺の中で大きくなるばかり―
・
・
・
その日の夜は、
一人、自宅で酒をたしなんだ。
開け放した窓から夜空を見上げると、
輝く月がその姿を隠す雲もなく、
光々と部屋の中を
神秘的に照らしていた。
―携帯の着信音が
部屋の中に響き渡る。
・・・ジェジュンからだ。
「ユノ?お酒持ってきたんだ。
久しぶりに飲まないか―?」
・
・
・
「なんだよ、ユノ。電気もつけないで?」
部屋に入るなりジェジュンが言った。
「ほら、見てみろよジェジュン。
月が今夜はこんなに明るいだろ?」
その神秘的な明るさが綺麗で―。
「電気つけてると味わえないからな。」
そう言ってフッと笑う。
久しぶりに二人で飲むせいか、
会話も弾み、
お酒の量も増えていく。
俺は、ジェジュンに言った。
「なあ、ジェジュン・・。
今日、お前に変なとこ見られたな。」
ジェジュンが、
一瞬ふっとその顔を
こわばらせた。
「あ、ああ・・、ごめん。
ユノがいるかと思って―」
「・・だけど仕事中だろ?
あんなこと、会社ではやめろよな?」
若干、嫌悪感を表してジェジュンは
そう俺に言った。
「・・ごめん、気をつけるよ。」
そう言って俺は、
グラスに残るお酒を飲み干した。
ジェジュンがお酒を
注ぎ足しながら、俺に聞く。
「・・・で、・・どうだったんだよ?」
「なにが?」
「―キスだよ。・・彼女との。」
あやちゃんとのキスは。
どうだったんだよ・・・?
「何、変な事聞いてんだよ。」
「だって相性ってもんがあるだろ?」
お前のあのキス見てたら―・・
なんだか下手そうで。
「彼女が可哀想じゃないかって
思ったんだよな~」
「・・なんだよ、それ。」
からかっているのか、
怒らせようとしているのか、
ジェジュンは
その話をいっこうに
辞めようとはしない。
「俺ならもっと、上手く彼女をリードしてやるよ?」
「お前、酔ってんのか?」
俺が下手なわけ、ないだろ?
自分でも若干、
ムキになっているのはわかっていた。
だけど、
ジェジュンも
酔いが回っているからなのか、
いつもと違い何故かムキになって、
その話に食い下がる。
「いや、俺の方が上手いね、絶対。」
「ジェジュン、・・飲み過ぎだ。」
「ユノは絶対、下手だって。」
「おい、ふざけんなよ。」
―俺は思わず。
ジェジュンの肩を、掴んだ。
「・・・ユノ?」
・・俺のキスが、下手だって?
―じゃあ。
じゃあ、ジェジュン。
・・・試してみるか?
俺のキスが下手なのか。
―試してみるかよ・・?
(つづく・・)