妄想ストーリー☆ユンジェ編 第7話~その唇で~
ユンジェ編 第7話です☆
アメンバ承認待ちの皆様、
時間かかってますが
初めての方はすぐには
承認出来ないので、
も少し時間くださいね~
いつもありがとね
さて、今回は。
いよいよジェジュンが・・・
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
俺は―
ジェジュンを好きだと
確信を持ってから、
自分の気持ちに戸惑い、
悩み、葛藤し、
そしてこのままでは・・・
彼とのこの友情すら、
壊れてしまうと不安になった。
・・・普通に彼女を作って、
普通に恋愛すれば、
きっとこの間違った想いは
薄れていくと。
・・ジェジュン、お前を。
変な気持ちで
見ることも
なくなると―
そう、思っていたんだ・・・
だけど―・・
「・・・る?聞いてる、ユノ?」
あやちゃんの呼び声に
俺はハッとなった。
「あ、ごめん、何?」
「・・・もう、今度どこ行くのって
聞いてたのに~」
ユノったら、いつも
上の空なんだから―。
打ち合わせ後の
誰もいなくなった会議室で、
書類を片づけながら、
彼女が言う。
―いつも上の空・・・
彼女にそう言われても
仕方なかった。
・・彼女と付き合い初めて
見たものの。
気づけば、いつも
考えてしまうのは。
ジェジュン、お前のこと―
・・・久しぶりに飲もうと
お前を誘ったのに、
結局その日は行けなくなって。
あの時の―
お前の怒った様子が・・・
何故かいつもと違う感じがして、
俺は気になった―
会議室の片付けを終え、
「じゃあ、撤収しようか。」
そう彼女に言って、
電気を消そうと手を伸ばした。
そんな俺の手を、
彼女がそっと掴んだ。
「あやちゃん?」
「ユノ―・・。」
彼女はそっと俺に
寄り添うと、
「―キスして、ユノ・・」
いま、ここで―
「え・・・?」
だって、私達
もう付き合ってどのくらい?
・・・いつも会ってくれるけど、
ユノは何にもしてくれない。
私、不安なの・・・
彼女なのに、不安なのよ―
そう言って潤んだ瞳で、
俺を見上げた。
「あやちゃん・・・。」
俺の服をキュッと掴んで
離さない彼女に。。
俺は―・・
・
・
・
午後の会議が終わったのか、
会議室からゾロゾロと
人が出てくるのが見えた。
俺は小休憩に、
オフィス外の自販機で、
コーヒーを片手に
その様子を眺めていた。
―ユノが出ていた会議だな。
ちょうどいい、
ここで休憩にでも誘うか―
そう思い、彼が
出てくるのを待ってみるものの、
「・・・・?」
いっこうに出てくる気配がない。
俺の見落としかと思い、
そっとオフィスを覗いてみるが、
―やはりデスクにも戻っていない。
全員出てきたはずだけど・・・
俺は、コーヒーを置くと、
まだユノがいるであろう
その会議室へと足を運ぶ。
「―ユノ?いるのか?」
・・・会議室の扉を。
そっと開くと―・・・
電気の消された
うす暗い部屋の中で。
二人、寄り添い、
キスしている姿が
うっすらと浮かんできた。。
それは―・・
まぎれもなくユノと、
その彼女だった―・・
―俺は思わず。
後ずさりして、
扉にコツンと、足をぶつけた。
それに気づいた二人が、
ユノと目が合うなり、
俺はまるで逃げる様に、
「わ、悪い、俺―・・」
さっとその場を後にした・・・
・・・ユノが、彼女と―
・・当たり前のことだろ!?
二人は恋人同士なんだから!
なのに、
なのに―・・
俺はそのまま屋上へと
駈けあがると、
まだ日も高いその空を
見上げた―
二人は恋人。。
なのに、なんで―
なんで俺、、
・・・涙が出るんだよ―
―俺の唇に触れた時のように。
あの優しい唇で。
・・・彼女にも触れるのか。
ユノにキスされた
あの夜と同じに、
俺は困惑し、動揺し、
彼女への嫉妬と羨望が、
その涙となって流れ落ちた―
ユノ―・・・!!
俺、
俺は―
今、やっと気づいたんだ。。
俺は―・・
お前を。
その親友の枠を超えた、
愛情を。
ユノ、お前に感じていると―
(つづく・・)