妄想ストーリー☆チャンミン編 第25話~今はまだ~ | のでの☆晴天なり☆~東方神起&JYJ~

妄想ストーリー☆チャンミン編 第25話~今はまだ~

チャンミン編 第25話です☆


だいぶ長くなっちゃったよ!!


何話で終わりますかね~涙


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


夜通し降り続いていた

雨は、朝方には

すっかり上がり、


日の出が眩しく

カーテンの隙間から

差し込んでくる。


のでの☆晴れ時々東方神起☆


―僕は小時間は眠っただろうか。


本来なら疲れ果て、

朝まで目が覚めなくても

おかしくはなかった。


だけど―


・・チラリと隣に目をやる。


のでの☆晴れ時々東方神起☆


ベッドの、僕の隣で

スヤスヤと眠る彼女の寝顔は、

頬も唇も艶めいて、

幸せそうな表情をしていた。


僕は、彼女の唇に

軽くキスをする。


のでの☆晴れ時々東方神起☆


それでも、

スウッと深い寝息を立てて、

目覚める様子はない。


さすがに疲れたか・・・



ぼくはあれから、

もう幾度となく

彼女の身体を

求めてやまなかった。


“もう、許して―”


僕の腕の中で

妖艶に喘ぎながらも、

力尽きる彼女を、

僕は離そうとはしなかった。


・・・疲れて当たり前か。


のでの☆晴れ時々東方神起☆


じっと彼女の寝顔を見つめる。


愛しい君を

やっと僕は抱いたのか。


―やっと僕のものに。


・・・一瞬、シュリのことが

頭をよぎった。


のでの☆晴れ時々東方神起☆


だけど、今はまだ。


今はただ、

彼女の吐息と、

肌の暖かさを

僕は感じていたかった―



「ん・・・。」


そのうち彼女が目覚めた。


のでの☆晴れ時々東方神起☆

「・・・ん・・・?

やだ、チャンミン起きてたの~?」



眠そうな目をこすりながら

僕の身体に

すり寄ってくる。


のでの☆晴れ時々東方神起☆

「誰かさんはホントに

よく寝ますよね。

・・よだれ垂らしてましたよ?」


「やだっ!嘘ばっかり~っ」


そう言ってベッドの中で、

二人でじゃれ合った。


のでの☆晴れ時々東方神起☆


―この時間が。


いつまでも続けばいい・・・



彼女が僕の背中を

指でなぞりながら、聞いた。

「ねえ・・・どうして私と―

別れるなんて、言ったの・・?」


「それは―」


僕は、彼女にその理由を

言おうとして、


・・止めた―



―まだ言わない方がいい。


のでの☆晴れ時々東方神起☆


彼女のことだ。


それを気にして

自分から辞めるとでも

いいかねない。


「・・今はまだ言えません。」


だけど。

だけど、信じて。


問題が解決したら。


必ず、

必ず君に話すから―



のでの☆晴れ時々東方神起☆

「・・・わかったわ。チャンミン。」


貴方を信じる。


貴方だから、信じるよ。


だって、別れを告げられても。

貴方の愛を

疑わなかったでしょう―?



そう言って彼女は

微笑んだ。


のでの☆晴れ時々東方神起☆

「みゆさん―。」


僕の大事な可愛い人。


僕が貴方を守ります。



その為には。

僕の問題は僕が

解決しなければ―



「みゆさん・・愛してる。」


「チャンミン・・・私も。。」


のでの☆晴れ時々東方神起☆


眩しい日差しを背に

浴びながら、

僕たちはまた固く抱き合った―








のでの☆晴れ時々東方神起☆

「・・・もう一度言ってよ。」


「だから―・・僕は

もう君の言うことは聞けないよ。」


シュリを呼び出して、

僕は言った。


「僕は彼女を、

みゆさんを手放すことなんて

絶対に、出来ない。」


君がどんな手を使おうと、

僕達を引き離すことは

出来ないんだ―


のでの☆晴れ時々東方神起☆

「だから。

もう卑怯なマネはしないでくれ。」


君がみじめになるだけだ―



はっきりと僕はシュリに

そう伝えた。



震えてくる唇を

キュッと噛むと、

彼女は僕を睨んだ。


「・・じゃあ、彼女が

辞めてもいいってわけね・・・?」


のでの☆晴れ時々東方神起☆

「だから・・・!

そう言うやり方は

やめてくれって言ってるんだ!」







―俺は仕事を終え、

また違う取引先のビルへと

移動しようと

廊下を急いだ。


ここは彼女の働くビルだったが、

最近、仕事も増え、

みゆちゃんとあれから

ゆっくり話す暇もなかった。


のでの☆晴れ時々東方神起☆


あれからチャンミンとは

一体どうなったのだろうか・・・


物思いにふけながらも、

急ぎ廊下を歩いていく。




―なにか廊下の隅から、

口論するような声が

聞こえてくる。



「・・・・?」


何か言い争いか・・・?


のでの☆晴れ時々東方神起☆


興味本位でそっと覗くと、


そこにはチャンミンと、

あの時一緒に

車に乗っていた

彼女がいた―




チャンミン―

あいつ、まだ―!?


まだみゆちゃんを

泣かせるようなことしてるのか!?



のでの☆晴れ時々東方神起☆



俺はつい、

そこに足を踏み出そうかと

身を乗り出した。



・・その足がピタリと止まる。


二人の会話が

耳に入ってくる。



「―じゃあ彼女を

 辞めさせるだけよっ!」


「そんなことしても、

僕は君のものには

ならないぞっ!?」


だから止めてくれ。

彼女に何かするのだけは―





・・・一通りの話を耳にし、

俺はようやく理解した。


あれは。


あの話は―・・


チャンミン、お前は・・・


そのきつい彼女に

脅されていたのか?


みゆちゃんを盾にして。

代わりに自分と付き合えと―?



俺は、

二人に気づかれないように

その場を後にした―


のでの☆晴れ時々東方神起☆

・・・彼女は。


みゆちゃんは、

このことを、

知っているのだろうか・・・?






とうとう、その場では、

シュリとの話は

うまく終わらなかった。


なんとかわかってもらおうと

話をしたが、

彼女はまるで納得しない―


のでの☆晴れ時々東方神起☆


本当にお金持ちというものは。

・・・権力というものを知ると。


ああまで自分中心でなければ

気が済まないものなのか―



僕は深くため息をついた・・・



「チャンミン、居た!!

電話が入ってるよ~!」


のでの☆晴れ時々東方神起☆
「あ、すみません、今!!」


先輩から受話器を

受け取り電話に出た。



「はい、チャンミンですが・・・」




―仕事も終わり、皆

帰宅していく中、


僕は一人、大きく立派な

ドアの前に立っていた。


日々の生活の中で、

来ることもないはずの

重役室が連なる階の―



のでの☆晴れ時々東方神起☆


そのビルの病院の、

社長室の前で―・・


(つづく・・)