台湾での来訪者 | 宅男の台湾日記

宅男の台湾日記

 台湾に移住した津軽衆の宅男(中国語でオタクのことを宅男と呼ぶ)です。
 武術、読書に関しての宅男ですが、雪国津軽で育った僕には、南国台湾の風がとても暖かく感じます。
 台湾で思ったことや出来事など、駄文で綴っていきます。
 

 僕は自宅で仕事をしているため、ほとんどの時間を自宅で過ごしている。

 自宅にいると、様々な人がベルを鳴らす。

 しかし、ほとんどは僕に関係のない人ばかりである。

 宗教の勧誘、わけのわからないセールス、精神異常者など。

 精神異常者のときはすごかった。

 大暴れしていたので、警察が来て大騒ぎになっていた。

 あとは、以前住んでいた人の関係者と思われる人が、なぜか僕の住所を指定して荷物を送ってきたりすることもある。

 だが、もっと困るのは、ほかの部屋に用があるのに呼び鈴に出ないからと言って、共用玄関の鍵を開けてほしいために、僕の部屋を鳴らす人が多すぎることである。

 呼び鈴を鳴らされると、まずは、表の共用玄関の鍵をボタンを押して外し、そのあと自宅のドア2つの鍵を開けて、さらに自宅前にある共用ドアの鍵を開けて、来訪者が4階に住む僕の部屋まで上がってくるのを待たねばならない。

 これが結構面倒くさいのだが、この作業をして来訪者を待っていても、前記のような来訪者は僕の所へ上がってこないので、無駄に待たされることになる。

 日本だったら、こういうことをする人とはトラブルになるだろうが、ここは台湾なので、こういったことも当たり前なのだそうだ。

 そして、いちいちこういったことに気分を害していると、体が持たないため、僕は僕でベルを鳴らされた時のルールを持っている。

 来訪者を窓から確認して、知らない人なら相手にしないということである。

 このルールはとても役に立つが、先日いきなり自宅玄関を気が狂ったように無言でたたく来訪者が現れた。

 10分ほど無視していたが、一向にあきらめない。

 また、精神異常者が来て暴れているのだと思い、押さえつけようと思ってドアを開けたら警察官だった。

 要件はただの巡回連絡だったのだが、たかが巡回連絡で10分も無言で気が狂ったようにドアをたたくとは、台湾の警察官は結構デリカシーに欠けている。

 だが、ここは台湾、いちいち気分を害してはいけない。

 日本で得た基準の物差しは、全く役に立たないのである。

 


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