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秋から年末にかけて、住宅のリフォームを連続で工事させていただきました。
その中からいくつかのお宅を紹介します。
その<1>「タイルのお風呂をあったかユニットバスへ♪」
1坪の浴室を1坪タイプのユニットバスに入替ました。
洗面所の壁紙(クロス)も同時に貼り替えています。
ハウステック社製のユニットバスを採用いただきました。
デザインはシンプルですが、手摺やシャワーバーなどの
機能性は十分以上に充実しています。
天井には温水式浴室暖房乾燥機を設置しました。
BEFORE。
以前のお風呂はタイル仕上げで冷たいだけでなく、入口の段差が大きく
ご高齢の方の入浴はかなり危険でした。
入口段差の解消、手摺の取り付けといったバリアフリーリフォームが必要です。
温水式浴室暖房乾燥機
そのリモコン
「段差」や「狭さ」、「手摺」といった「目に見えるバリアフリー化」対策も大切ですが、
お風呂の場合、「温度のバリアフリー化」もとても大切です。
寒い季節の入浴を快適に。
浴室には温水式の暖房乾燥機をお勧めします。
ガスで沸かしたお湯を使うので電気式の暖房機に比べスピーディーに暖まります。
入浴の少し前にスイッチを入れれば、脱衣室までぽかぽか。
ミストサウナ付タイプはご家庭でエステ感覚を楽しめます。
住宅DATA
■工事箇所:タイル浴室をユニットバスに、温水式浴室暖房換気扇取付、給湯器エコジョーズ24号更新
■工期:6日間
■工事費用:約90万円(給湯器、ガス工事、浴室暖房換気扇別途)
その<2>「キッチン・お風呂・洗面台」の水廻り3点セット!」
建物の中でも一番傷みが激しいのは、台所やお風呂、洗面といった「水廻り」です。
キッチン・お風呂・洗面台の水廻り3点セットの改修はリフォームの定番!
住まいながらのリフォームなので、工期が勝負。
キッチン、お風呂とも使えない期間は実質3日間だけでの工事も可能です。
30年間毎日一生懸命働いてくれた流し台ともお別れです・・・
流し台を撤去して初めて気が付きましたが、水道管の腐食がかなり進んでいました。
ハウステック社製のシステムキッチンに入替ました。
同時にダイニングキッチンは床を貼り替えています。
お風呂の改修も同時進行します。
0.75坪のタイル浴室はバランス釜と和式のホーロー浴槽が設置されていました
入口の段差も大きいので、安心して入浴できるユニットバスに入れ替えます。
0.75坪のユニットバスを設置しました。
決して広くはないですが、手摺や洗面器カウンターなど
とても機能的にレイアウトされています。
洗面台もとても機能的な巾75cmの化粧台に更新です。
シャワー水栓が付いていますので、洗髪もできます。
住宅DATA
■工事箇所、内容:キッチン更新、タイル浴室をユニットバスに入替、
洗面台更新、給湯器エコジョーズ24号に入替、リビング床張替等
■工期:10日間
■工事費用:約180万円(給湯器、ガス器具、ガス工事別途)
年末リフォーム特集は続きます。
前回に引き続きインテリア編です。
オーナー様の趣味をふんだんに採り入れ、上品でエレガントなインテリアデザインを表現しました。
玄関を入ると そこは約14帖の「サロン」スペースです。
大切なお客様を靴のままおもてなしできるリラックス空間は、上部に高く吹き抜けて開放感満点です。
「サロン」の壁の一部は大きな花柄のクロスを貼りました
「上がり框」はタイルで仕上ています。
緩やかなカーブが印象的です。
階段の手摺格子はロートアイアンのオーダーメイド。
玄関を入って正面に位置する階段下はディスプレイスペース。ダウンスポットライトを設置しました。
リビング・ダイニングルームもエレガントにコーディネートしました。
正面のマントルピース(暖炉風飾台)の中にはテレビを設置します。
マントルピース上部にはアイアンのデコレーションを取付けました。
左側の掃き出し窓はフォールディング(折り戸)式です。
キッチンは機能的な対面型のアイランドタイプです。
キッチン上にはアンティークのペンダントライトを設置しました。
ゲストをたくさんお招きする1階のレストルームは1.5坪あります。
小花柄のクロスでコーディネートしました。
ハンドペイントの洗面ボウルはバラが描かれています
外観もインテリアもシックにエレガントにデザインしていますが、設備機器は最新のものを採用しています。
バスルームは鮮やかなグリーンのユニットバス。浴室内で音楽が聴けるようにスピーカーが設置されています。
階段を上がった2階ホール。ロートアイアンの手摺格子がとってもエレガントです。
2階主寝室。大柄の花柄のクロス仕上げです。
2階ゲスト用寝室。正面の小窓は「サロン」上の吹き抜けに面しています。
外観は重厚かつオーソドックスに、インテリアは優雅にエレガントにコーディネートしたⅠ様邸。
オーナー様には大変な満足とお褒めの言葉をいただきました。
2010年5月より工事をしていましたⅠ様邸が完成しました。
設計・監理を担当しました。施工はイエローチェアハウス(株式会社住建)です。
内容が盛りだくさんなので2回に分けて紹介します。
今回は「外観編」です。
Ⅰ様邸は常陸太田市の郊外に位置します。
郊外の街並みでも違和感無く溶け込むように、外観はイングランドのカントリー風デザイン
「チューダースタイル」を採用しました。
建物の下部はレンガ積、上部はハーフティンバー組のデザインです。
実際の構造は日本の伝統的な木造軸組みです。
道路に面した南西面には特徴的なアール(カーブ)壁を配置しました。
窓上部や開口部の上部はレンガタイルをアーチ状に組上げています。
「横浜赤レンガ倉庫」を意識してデザインしています。
Ⅰ様邸の外観は、そのデザインで「落着き」と「重厚感」と「伝統」を表現するため、
レンガタイルをふんだんに使用しています。
その「積み方」にもとことんこだわって施工しました。
この写真の角度から見るとアーチがリズミカルにダンスしているのが判りますでしょうか?
外壁の上部はスイス漆くいのカルクウォールを左官塗り仕上げしています。
このカルクウォールはアルカリ性が強いため、汚れが付きにくいと言われています。
玄関ポーチはアーチをくぐった中にあります。
玄関ドアとフォールディングドアから大きな「サロン」ルーム(土間)に入れます。
玄関ポーチから「サロン」の床には同じ大理石風タイルを張りました。
エレガントなインテリアの延長線上にあります。
ブリティッシュグリーンの玄関ドアが素敵な印象を与えています。
このドアを開けるとどんなインテリアなんだろう、と期待させる玄関回りのデザインです。
次回は「インテリア編」です。
ぜひぜひご期待ください。