最終戦優勝者の来シーズン
F1ドライバーにとって、チャンピオンとなった人の次に、
シーズン・オフを楽しく過ごせるのは、最終戦優勝者じゃないでしょうか?
そこで、F1グランプリにおいて、最終戦を勝ったドライバーが、
次の年には、どのような成績を収めたのかを検証してみました☆
★F1最終戦優勝者の次年度シーズン成績表
Races = 出走回数、Qualify = 予選最高順位、Final = 決勝最高順位、
PP = ポール・ポジション獲得回数、Win = 優勝回数、
FL = ファステスト・ラップ獲得回数、Points = 総獲得ポイント数、
Rank = ドライバーズ・ワールド・チャンピオンシップ順位
過去の歴史の中で、“勝ち逃げ”したドライバーは、誰一人としていません( ´艸`)
1952年のJ.M.ファンジオは、クラッシュ事故による影響で、1年間欠場しただけです。
1968年のJ.クラークは、1967年のラスト2戦を連勝し、
1968年の開幕戦も優勝するなど、3連勝を達成し、当時の最多優勝回数を記録、
ロータス・フォードの信頼性も向上し、1968年には3年振り3度目のチャンピオンが、
最有力視されていたなか、第2戦までの間に開催されたF2に出場、事故死しました。
1982年のA.ジョーンズは、最初に“勝ち逃げ”しようとしていたドライバーですが、
1983年と85年にスポット参戦し、86年に復帰しましたが、結果は残せませんでした。
1994年のA.セナは、1993年の非力なマクラーレン・フォードにあっても、
ラスト2戦を連勝、特に最終戦はポール・トゥ・ウィンを飾りつつ、
当時、絶頂期にあったウィリアムズ・ルノーに移籍しながら、
第3戦のサンマリノGPにおいて、事故死してしまいました…
N.マンセルは、そのセナの代役としスポット復帰し、1994年の最終戦に優勝、
ここでも、二人目となる“勝ち逃げ”しようとしてましたが(笑)、
1995年には、マクラーレン・メルセデスでスポット参戦しました。
最終戦を勝ったドライバーが、翌シーズンにチャンピオンとなるのは、
ここ最近の傾向で、M.ハッキネンやM.シューマッハ等によって成されています。
しかし、最終戦優勝者の翌シーズンのランキングは平均4.6位と振るいません。
現在、J.バトンの次に楽しいシーズン・オフを過ごしてるであろう、S.ベッテル君!
2010年は、どのような成績を残してくれるのでしょうかね!?