玄関を入ると重厚な印象のエントランスに素敵な吹き抜けが飛び込んできましたキラキラ

 1階では、主に公文公会長ご本人について紹介されていました。
会長の書斎も1階にあり、当時使用されていたまま公開されています。
食事をとられると直ぐに書斎に入られ、受話器を取り指導者に直接電話をかける電話魔だったとか。

「○○くんは最近どうなんや?」
と優秀な生徒の近況を聞いていたそうです。
○○教室の○○くん、○○さんと各教室の優秀児を把握されていて、指導者に直接電話をかけて確認なさり、具体的な状況報告を求められたそうです。
 例えば、【順調です】の一言出はなく、
【○○くんは、算数の●教材の200(難易度の高い教材)を1回目の学習で間違いを1回で100点にしたんですよ!】と具体的にどう順調なのか分かる回答を求めるというような感じです。
毎回、各生徒の現状を、常に把握しておくことを求め、また会長もそれを実行しておられたんですね。

 ここで、実際に通う教室での出来事とリンクし、現在現役で教室を運営する指導者の指導法に息づいているんだなと実感しました。


2階は、主に公文式の歴史と、オリジナル教材や現在の教材の展示室、毅社長の書斎が公開されています。

 こちらでは、公文式の歴史は、サポーター座談会の記事で改めて紹介させていただくことにして、教材について触れたいと思います。

 よく耳にするのですが……。
公文式って図形や文章題がないから、学校のテストに弱いんじゃない?
という疑問。
公文式OGの私自身はそう感じたことがなく、むしろ文章題は得意でした。

でも、私の時代から今も図形や文章題に公文式でお目にかかったことはなく、正直なところ娘にはどうしようか悩んでいた所でもありました。

 なぜ、図形や文章題が無いのか?

実は、1973年に保護者からの要望で、図形や文章題が公文式の教材の中に登場したのだそうなのです!
しかしながら、すぐに廃止され元の教材に戻ったそうです。

理由は、国語力のない子が図形や文章題に取り組んでも殆ど解けなかったからでした。

裏を返せば、国語力があれば解けるのです。
そこで、推奨するのが、読書語彙力upです。

まさに、
【歌二百 読み聞かせ一万 賢い子】
【生まれたら ただちに歌を 聞かせましょう】
ですニコニコ

そして、国語を既に学習されている方は、くもんの推薦図書をお子さんに与えましょう。
今取り組んでいる“ちょうど”のグレードの図書がお勧めです。
例えば、D教材を読解する子がA教材レベルの図書を愛読書にしていては本末転倒なのです。

公文公会長は、教材のグレードだけでは上位進度者でも「すごい!」とは仰らなかったそうです。
必ず、その子の愛読書をお聞きになり、学習グレード相当のタイトルの答えが返ってきて初めて、「それはすごいね。」と仰ったそうです。

我が家も引き続き、読書の習慣付けと読み聞かせを頑張りたいと思います!


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公文公記念館にご興味をお持ちの方は、ぜひ下記をご覧くださいね


※画像はHPからお借りしております。
公文公記念館
開館日:火・水・木(土日・日本の祝祭日は休館)
※入場無料
※公文の会社の休日は休館(2015年夏期休暇8/13~19、創立記念日10/20、冬期休暇12/29~2016年1/4)
開館時間:午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
所在地:〒560-0003 大阪府豊中市東豊中町4-17-3
交通:大阪市営地下鉄御堂筋線「新大阪駅」より北大阪急行「桃山台駅」下車、
南改札口を出て右へ(大阪市営地下鉄と北大阪急行は乗り入れしています)
   阪急バス(4番のりば全系統)「東豊中4丁目」下車 徒歩5分
   タクシー:「公文公記念館」で伝わります(ワンメーターほど)
※駐車スペース(4台)もございます。ご利用の場合は、ご連絡ください。