本日は日経ウーマノミクスプロジェクト会員限定のクラシック音楽教養講座でした
ななななんと、わたくし、140名ほどの方々の前で講師として30分ほどお話をさせていただきました
心臓バクバクしていました・・・聴きやすい音楽ですと、大概演奏経験のある曲だったりするので、最近はあんまり緊張しないのですが、話すとなると途端に緊張するように最近なってきました・・・。明日も朝早いのですが、この時間になってもアドレナリンが放出されているのか、元気もりもりです。大丈夫かな、私・・・。

開場前の打ち合わせのヒトコマ。

今回、クラシックを紹介するにあたって、正直なところネットで検索すれば曲の概要だって分かるし、色んな音源で聞けちゃう世の中です。ただ紹介してもツマラナイよな~と思い、能動的な鑑賞会になったらいいな。。。と思って「新生活はクラシックdeエクササイズ」というテーマでお話をさせていただきました

新生活の1日をイメージして選曲してみました。
1番最初・朝起きる時はグリーグ作曲の組曲「ペールギュント」より「朝の気分」。
とっても爽やかな曲ですよね、私この曲大好きなんです
この曲の生演奏に合わせて胸式呼吸をして交感神経を高めて、目覚めの良いスッキリとした朝になればと思い、全員で胸式呼吸をしました

2番目は通勤ラッシュにもまれる・・・階段はかけあがり、ものすごい人の波・・・ストレスフルではありますが、これをエクササイズと捉えた上で、良さそうなテンポだなと思いました、ビゼー作曲「カルメン」より序曲を用いました。
通勤ラッシュで使えるエクササイズですと座学では厳しいので、方向転換しまして指先エクササイズに変えました。スマホが発達して親指と人差し指を使ってばかりですと他の指が衰えてしまいます。きっと今回それに気付かれた方も多いのではと思います。
今回はカルメンに合わせて沢山手を動かしていただきました。うまく行った方もそうでない方も、是非指を沢山動かす習慣をつけていただけたらと思います。
また、通勤ラッシュで気が滅入りそうな時は序曲で気分をあげていきましょう

3番目はお仕事にぴったりの1曲ということで、パッフェルベルのカノンをご紹介しました。緩急もなく安定していて、何かを学ぶ時には安定したテンポのものが良いと言われています。あとは歌詞がないこともポイントかと思います。
バロックを聞いて勉強すると記憶力が上がるというデータが出たという話も聞いたことがあります。
人によって、楽器によってこの曲も演奏されるテンポが多少異なりますので、お気に入りのカノンが見つかると良いなと思います
このカノンなのですが、講義中に演奏させていただいたのですが、セミナー後に参加されていたパティシエの方が「この曲を聞いて、新しいケーキがひらめきました」と奏者の方にお話くださったのです・・・ありがたいことですし、1つでもお役に立てれば、本当に嬉しいことです!もしこのブログをご覧になりましたら、ケーキ出来上がりましたら是非お写真送っていただけると嬉しいです

4番目は複雑にからみあった問題勃発!ということで、一見複雑にからみあってるように聞こえるバッハの小フーガト短調でした。中学校の教科書にも出てくる曲なのですが、主題がいくつ出てくるでしょうという、よく授業で取り上げられる内容を用いました。私個人としては楽譜を確認した上で10回出てくると思っているのですが、解釈によって変わるように思います。少なくとも8回はききとれれば良い感じ、9回分かったらかなりいい感じ、11、12回は解釈によってはアリだそうです。13回以上ですと、似たフレーズに惑わされているかもしれません。
この聞き取り、とある曲の歌詞を用いると探しやすく、なかなか面白い曲ですので楽しく聞き取りが出来ます。
バッハの信者のような方からしたら邪道も邪道、冒涜だ!と思われるかもしれませんが、バッハの音楽は主題が隠れていて面白い、とそういう側面からいろいろ聞いていただけると楽しいかなと思います。私個人もバロックの演奏で楽しいのは、隠れていた主題を発見した時だったり、それを別のフレーズの感じ方と混ぜて表現する時だったりします。発見した時はウォーリーを探せでウォーリーを見つけた時のような喜びです笑。

5番目はモーツァルトの交響曲ジュピターより2楽章をご紹介しました。モーツァルト効果とこの曲を用いた腹式呼吸による副交感神経へのダブルの作用について、簡単にご紹介させていただきました。

前半で時間がおしていたこともあり、予定の時刻の中で全て話し切って、と思っていたら早口になってしまっていたように思います。もし聞きづらかったとおっしゃる方がいらっしゃいましたら、すみませんでした。
参加された方々がとても温かく、エクササイズにも多くの方に取り組んでいただき、本当に感謝しております。
ゆっくり楽しんで聞くのもとても良いと思いますが、クラシックを聞きながら何かをしてみる一石二鳥な聞き方のご提案をさせていただきました。
沢山の方がいらっしゃいましたので、いろいろなご意見をいただいたかと思います。アンケート内容は後ほど確認させていただき、今後に活かしてまいります。
今回は本当にありがとうございました。

日経ウーマノミクスプロジェクトの方々にもお礼申し上げます。ありがとうございます!また宜しくお願い致します!

また、140名の前で講義をするという貴重な機会を下さった劇団に感謝感謝です!