HDRという技術 | 気まぐれ備忘ログ「ジジイ放談」 

HDRという技術

HDRという
技法というか、画像処理方法ご存知でしょうか?

もともと、Iphoneのカメラに
付いていた機能なんですがなかなか面白い。

英語のhigh dynamic range imagingの略
日本ではハイダイナミックレンジ合成といいます。

露出を変えつつ複数枚の写真を撮影し
それらを合成することで白飛びや黒つぶれの少ない
幅広いダイナミックレンジを持つ画像
(ハイダイナミックレンジイメージ)を生成するものです。
普通に撮影すると全領域で階調を出すのが
難しい素材が望ましいようです。

アンダーだと細部が表現できるけど暗くなるし・・・。

カンタンに言うと、3枚撮っていいとこ取り・・・・
コレを適正露出の中で綺麗に見せるという感じのもの。



HDR Worksというサイトがたいへん参考になりました。



何でも撮影には向いている被写体があるようで・・・・

・三枚連続でとるので、静止している被写体
 (RAWならワンショットでいけますが)

・明部と暗部が存在する構図つまりメリハリの効いたシチュエーション

・ということは、のっぺりとした部分の少ない、
 細やかな(ディテールのある、または雑多な)被写体

これらの条件を満たす被写体としてオススメなのが
「ガード下」と「工場」「早朝or夕方の街並み」などとか。
最近、夜のライトアップされた工場の画像でやたらと綺麗なものを見ますが
あれも、この技術を使ったものが多いようです。

夕刻のガラス張りのロビーとか、
ワンショットではのっぺりしちゃう夜景なんかも好対象。
コントラストのメリハリが効きそうな時に
撮っておくと面白いみたい。


最適な露光補正をし、その±2.0EVの計3枚、
もしくは±1.7EVの計3枚を撮影するのが通例らしい。

露出を変えて撮ってくれるAEB、
あるいはRAW画像が撮れるデジカメが必要ですが。


Photomatix Pro 4.0 というソフトがありまして
コレに適正露出、+2,-2の3画像をドラッグすると直ぐ出来ます。
RAWなら一枚を投げ込むだけ。

まずは、コレが適正露出 無難ですがチョットのっぺり
夏の「暑い感」が今ひとつ・・・ww

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+2と-2が・・・・

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この三枚を加工して、ひとつにします


夏の「暑い感」が・・・・
雲の部分が引き立ったりして出てきたように思う

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他にはモノクロにしたり・・・

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琉球政府時代風、古いカラー写真にしたり・・・

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構図が異なりますが、絵画風にしたり・・・・

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さらには、Topaz Adjustという、フォトショのプラグインソフトもあります

spicify 設定をかけて・・・・。

さらにもう1度 spicify 設定で Adjust すると更に強調されます。

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でも、かなりオーバーな仕上がりになります、
適正な露出の追求という意味あいよりも、作品感がアップという印象。

八重山でもテストしたいのですが・・・
南大東島の西港の夕焼けなんかも・・・。

私の持ってるカメラではEOS Kiss X-4しかこの機能が無い。

コレだと何故かカメラのAEB設定が
解除されやすいのが難点、さらにデカイww

普段の那覇グルメ、飲みの「地回り」wwで
持ち歩くIXYではRAWもAEBも設定が無いのが悲しい・・・・・

夕方のスコール上がりとか、
撮っておけば・・・という瞬間が多いから・・・。

小型化したミラーレス一眼が欲しい・・・・・・・
久しぶりに「物欲ちゃん」が
私のココロの中でアタマを擡げて参りました・・・ww