那智の滝は、熊野三山の一つ、
熊野那智大社の別宮「飛龍神社(ひろうじんじゃ)」にある滝のこと。
落差日本一(133m)のこの滝は、熊野那智大社のご神体とされています。
熊野地方は古来の宗教形態である自然信仰であるため、
滝や岩をご神体として、社殿がない作りの神社が多く存在します。
先にご紹介した神倉神社や花の窟神社もそうですね。
この那智の滝も同様で、那智の滝のある飛龍神社にも社殿がありません。
観光ガイドには三重塔(青岸渡寺)と滝のセットで写った写真が使われるので、
目にされる機会が多いかと思います^^
滝のある飛龍神社をはじめ、青岸渡寺や那智大社(本社)など、
山全体が宗教都市のような作りとなっており、
熊野三山の中でも一番見ごたえのある場所です。