———どうしよう、すげぇ眠い。眠すぎて家に帰るのすら面倒だ。…ちょっと寝て行こうかな?
「何しとるんじゃ、コイツは…」
教室を閉めに上がってきた月詠の目に入ったのは、爆睡する銀時だった。
声をかけても揺すっても、銀時は起きない。
月詠はどうすべきかと銀時の前の席に座った。
おでこをぴん、と指で弾いてみる。
銀時の寝顔は安らかで、月詠はそれがとても嬉しかった。
銀時には、暗い過去がある。
家族と呼べる者は一人もいなかった幼い銀時を、預かり、家族として温かく見守り育ててくれた大切な人を殺されたという過去が。
高校に入学してきたばかりの頃は、冷めきっていて誰も近寄れなかった。
そんな彼にも、信じられる友達がたくさん出来た。
特に、新八と神楽。
彼らは学年は違うが、銀時の冷えきった心を癒した。
今では彼らはまるで家族のようだ。
月詠は銀時の頬にそっと触れる。
———もうすぐ、コイツも卒業してしまう。もう……逢えないんじゃな…。
そして、気づいていたのに知らぬフリをしていた感情と向き合う。
———そう。わっちは銀時が好きじゃ。生徒に恋をするなんて教師失格だが…。それでも好きなものは好き。伝えられないから…、せめてこの気持ちを偽ることはしない。
「銀時、」
「わっちはな……」
「お前が幸せに暮らしていたらそれでいい」
「お前の魂が泣いていなければそれでいい」
「わっちは、」
「見守ることしか出来ないけど」
月詠がぽつりぽつりと言葉を漏らし、銀時の頭を撫でる。
一番大切な一言は、
未だ月詠の心の中に
銀さんが生徒で月詠が先生設定の小説の、最終回の一個前の話みたいなwww
この設定で書くのもいいなぁ~
また書こうかな!
でもその前に[2人の想いは永久に]が先かな
……まぁ同時進行みたいなw
まぁまだ連載するかわからんけどwww