1945年のこの日、第二次世界大戦が終了しました。
今日はお盆であり、終戦記念日ですね。
祖父の命日でもあります。
写真の左から2番目が祖父です。子供心にも役者の様にカッコ良いなと自慢の祖父でした。
自分の油絵の具の道具を持っていて、子供のころ絵の具をいじるととても怒られました。
絵描きではないですが、絵を描くのが好きで描いていたようです。
しかし、祖父も戦争に行きました。次男だったせいもあったと思います。
そんな祖父が兵隊として配置された土地は、北方で満州、中隊の隊長だったようです。
戦争の事は、あまり話してくれることはなかったのですが、満州の戦いでは、満足に食べ物がなく、寒さと飢えで辛かったと話してくれたことがありました。
それは大抵私が食事を残してしまいそうになる時でした。
満州では食べ物がなく、ロシア人の残したキャベツの芯が甘く感じて美味しかったのが辛かったと聞いたときは衝撃でした。
食べ物が残す事が、如何に罪悪か懇々と話してくれました。
満州やシベリアの状況は、子供の頃の私には全く想像もつかないものでしたが、祖父の人の残り物を漁らないといけなかった哀しみは心を打ちました。
今も引き揚げ船で帰ってこれたことが、昨日のことのようだと、よく話してくれていました。
なので、8月15日の終戦記念日には、祖父を思い出してしまいます。
また、亡くなったのも終戦記念日でした。
今も祖父が描き残した油絵は実家の居間に飾られています。
祖父は亡くなっても、油絵は変わらず生きています。
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