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「500円ランチ」本で街おこし ピーアイピー社長 植竹 知子さん

東京新聞記事より引用
東京新聞 2014年8月25日
「500円ランチ」本で街おこし ピーアイピー社長 植竹 知子さん


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赤いタブレット端末を片手にスタッフに指示を出す植竹さん=熊谷市で


 一冊の本が、昼時の街の景色を変えようとしている。掲載店に本を持参すれば通常より安い五百円で昼食が食べられるグルメガイド本「ランチパスポート」(通称・ランパス)が熊谷市など県内でブームになり、行列のできる店が続出している。火付け役は出版・印刷会社ピーアイピー(熊谷市)社長の植竹知子さん(57)。「情報発信で、もっともっと地域活性化の役に立ちたい」と夢を語る。

 ランパスは二〇一一年に高知市の出版社が地元で創刊したのが始まり。本を掲載店に持参すれば格安でランチが食べられるお得感が評判を呼び、今では全国三十以上のエリアで地元の出版社などが高知のスタイルに沿って発行している。

 ピーアイピーは昨年十一月に熊谷近郊版を発売。初号は六千部だった発行部数は尻上がりに増え、現在発売中の三号は一万部に。今月には川越版を出し、秩父版、上尾版も準備中だ。群馬県で今春、太田版を発行したり、ランチの枠を超えた「スイーツ版」や「クールシェア版」も発売。その勢いは全国一の成功例として注目されている。

 植竹さんが印刷業界の門をたたいたのは三十歳の時。「あなたもプリントショップの経営者になれる」。そんな広告に心を動かされ、二十八平方メートルの店舗で簡易印刷店を開業した。今では国道17号沿いに自社ビルを所有し、従業員十七人を擁する市内有数の印刷・出版会社に成長した。「たった一枚の紙切れでも人生を変えることがある。それが印刷物の魅力なんです」

 四十一歳で初産を経験し、「地域の子育て情報が少ない」という気持ちから地域の子育て情報誌を創刊した。編集スタッフは長年、熊谷市近郊の子育てママさんらが務めてきた。今回のランパス掲載店舗の発掘や取材交渉などは、地域の事情にたけたママさんらに委託する独自の手法を採り入れ、成功につながった。

 ランパス掲載を機に客足が伸び、息を吹き返したという飲食店は少なくない。植竹さんの元には店の客の行列だけでなく、本に掲載した広告でも驚く数字が寄せられた。本を持参すれば通常千八百円の入館料を千円にするとした映画館には、直近三カ月間でのべ千五百人の読者が来館した。

 「新しいお店へ行く時のわくわくする気持ちを、私たちは長い間忘れていたのでは。若者からお年寄りまでがもっと店に出かけ、街がにぎわいを取り戻す仕掛けづくりを続けたい」。植竹さんはランパスに続く次の“一手”に思いを巡らせている。 (花井勝規)

 <うえたけ・ともこ> 行田市生まれ。深谷女子高校卒業後、東京都内の2つの専門学校でビジネスとデザインを学んだ。1988年に印刷店を開業。2001年に子育て地域情報誌「ホップ・ステップ・ジャンプ」創刊。

 昨年11月、「ランチパスポート熊谷近郊版」を創刊。現在は印刷・出版事業を中心に、イベント企画も手掛ける。問い合わせはピーアイピー=電048(524)1463=へ。


東京新聞記事リンク



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