読了「アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために」(平木 典子) | アナウンサーの続けかた!

アナウンサーの続けかた!

アナウンサー熊谷章洋オフィシャルブログ

アサーションとは、

攻撃的でもない、
非主張的でもない、

相手も自分も大事にする、自己表現法として、
アメリカで発達した考え方、だそうです。

例えば、

相手がしたことに対して、腹が立ち、相手が悪いと罵る、とか
相手がしたことに対して、腹は立つが我慢する、とか。

人は人間関係において、
相手のことを考えない言動で傷つけたり、
あるいは、自分が何も言わないことで、その場をやり過ごして、ストレスを感じたりするものですが、

そのどちらもが、
実は表裏一体、原因は同じなのですね。

それは、

相手の言動のせいで、腹を立てたり、我慢したり、と

相手の言動を、
自分の感情と直結させてしまっているわけですね。

しかし
アサーティヴな考え方では、

相手の言動と自分の感情の間に、
自分の考えがあるべきだ、

そして、その自分の考えをもとに、
主体的に判断し、発言する。あるいは発言しない。そうした権利が誰にでもある、とするものです。


僕の解釈をざっくり言うと
気持ちと言動の間に客観的な視点のワンクッション入れることで、

言いたいことを我慢せず、
なおかつ相手を傷つけない。
最終的に自分の判断での言動だから、納得でき、ストレスを残さない。

そういった「ものの言い方、言わないでも納得する術」を会得しようという、
ひとつのテクニックです。

僕自身は攻撃性も非主張性も
どちらも併せ持っているような気がします。

感情はどちらかというと客観視できるほうだと思うのですが、
自分の気に入らない部分を直すために、
参考にできることがありそうです。

改訂版 アサーション・トレーニング ―さわやかな〈自己表現〉のために/平木 典子
¥1,575
Amazon.co.jp