たらこ | アナウンサーの続けかた!

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アナウンサー熊谷章洋オフィシャルブログ


アナウンサーの終わり方!-20110523
いまのところ異常なし!
今日のオッサン弁当を平らげたところです

雑穀入りご飯
焼き鯖
たらこ
昆布佃煮
ごぼう漬

がギュウギュウに詰まったやつです

子供のころ
たらこを口いっぱいになるまで大量にほおばってみたかった。

そんなこと、やろうと思えばなんでもできるようになった今、思うのは
たらこはご飯ありき、だ。

昨夜は冷酒のアテにたらこを少々食べたのだが
やはりごはんとともに食べるほうが
たらこのポテンシャルが引き出される。

それはやはり
米粒のまわりに、まるで分子結合のようにまとわりつくたらこが
絶妙のバランスの味わいをもたらすからなのだ。

たらこが多すぎると、このバランスが失われてしまう。
過ぎたるは、及ばざるが如しとはこのことだ。


たらこのような、「ごはんのお供」の話になると
いつも思い出すのが、口腔調味(口内、あるいは口中調味ともいう)、という言葉だ。

日本人は料理を食べるとき
素材を別々に供して食することが多い。
ごった煮のように煮付けても
食べるときは食材ひとつひとつを別々に口の中に入れる。

そして
口の中で混ぜ合わせて食べる。
初めから混ぜてしまう料理は少ないし、
食器の段階で混ぜて食べるのは、少しお行儀の悪いことだとも言われるほどだ。

この口腔調味こそ、日本人の食べ方の基本であり
日本人の食の感性をたぐい稀な領域にまで高めているにほかならない。
(欧米人に比べ、味蕾の数も多いそうです)

日本の食文化ってほんとにいいものですね

(たらこの話から思わぬ方向に流れてしまいました
お前、暇だろ、と言われそうです(●´ω`●)ゞ