せっかくだから霞ヶ関(中央省庁)再編を。具体的要望は・・ | アナウンサーの続けかた!

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アナウンサー熊谷章洋オフィシャルブログ

鳩山新内閣が誕生しました
今日はこのニュースが大きくなりましたが、
まあ、今日は儀式ですからね。
大事なのはこれからです

さっそく
表題に書いた、霞ヶ関再編について・・

いま、なにが足りないのか、というと
1、国民生活主体の視点
2、お金の出口

この2点です

まず2、についていえば
これまでは
予算を立て、お金を使うことばかりが政治の仕事でした

しかし
それが正当なものであるか、チェックする機能が足りませんでした

会計検査院というものがありますが
お役所の一員に成り下がり、ほとんど機能していませんでした

これからは
内閣直属で、調査、取り締まりや法的措置をとることのできる機能が必要となります
「公安」との連携ができる組織を期待します


次に
1、国民生活主体、という点です
ここに革命的な改革が必要だと感じています

いままでの霞ヶ関というのは
戦後ですら、
明治以降の「国が産業を管理することで、国民を統制する」というシステムでした

そして
自民党は「産業界の利益を実現する」使命をもった政党と言えるでしょう

その結果、
国民主体の視点がありませんでした

たとえば
労働政策は、経営者主体
厚生政策は、医療、産業界主体
消費者行政は、企業主体でした

もちらん企業からの視点は必要です

しかし
たとえば農業でいえば
産業としての農業と、
農産物を消費する側の農業があるわけです

いままでは
これらをまったくごっちゃにしていました

いや
どちらかというと
利用する個人の側が軽んじられていたことは否定できないでしょう

そもそも同じ役所が担当するのは無理があるのです

僕が主張するのは
「日本の役所を、産業界、国民生活、国土インフラ(+外交)、3つの視点からの構成に変える」ということです

たとえば
医療、厚生、年金などは、利用する国民の側と産業界で
まったく利益を異にするわけですから
対立する役所が管轄するほうが自然なのではないでしょうか
(国を相手取っての訴訟がなかなか終わらないのもこのせいです)

このような視点での省庁分割、再編成こそ
真に国民が主役となりうる行政システムといえるでしょう

新政権がどこまでやれるのか?
期待したいです