帰宅して呆然(震災直後) | アナウンサーの続けかた!

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アナウンサー熊谷章洋オフィシャルブログ

25時6分、帰宅。

ぶらさげていたワイングラスが落ちて割れていたのは
ほんの序章にすぎませんでした

2番目の部屋の扉を開くと・・

見慣れない光景が。

ん?

あるはずのないものが
ありえない場所に・・

天井まで達していたスチールラックが
完全にひっくり返っていました






テレビも
パソコンも、モニターも、プリンタも
本も、CDも、

もうなにもかも滅茶苦茶

「みやびちゃん!みやびちゃん!」
猫の名前を呼んでも返事がありません
いつもならお腹を空かせて飛び出してくるのに!
まさかこの下敷きに??

あまりに滅茶苦茶なので
呆然としてしまい、何から手をつけていいやらわからなくなってしまいました

なにはともあれ、みやびちゃんを探そうと
倒れたスチールラックの隙間に潜り込んで奥の部屋へ。

「みやびちゃん」
反応なし。
これはいよいよ、この下でもう冷たくなってる?

ハンガーに掛かった服やらなにやらをよけて探していると
押入れの奥にキラリと光る目が!!

うお~~~っ!!
そこにいたのか!

名前を呼んでも、そろりそろりとしか出て来ない。
待ちきれずに、引っ張り出して抱きしめました。

お前が生きていれば、
いろんな物が壊れても、まあ良し。

さすが獣の感で
一番安全な場所に飛び込んだようですが

よほど怖かったのか、
押入れの奥に避難したまま10時間以上、じっとしていたのでしょう
餌を与えても、食べ残しました

今日はもう、片付ける気力なし。
携帯充電用の電源を確保して
猫がトイレに行けるぐらいの通路を作ったら、寝ちゃいます