私の生徒(講師を目指し少人数ですが時々レッスン)と兵庫県立大人間環境学部建築環境学教授にお会いしてきました。

彼女は教授にお会いするのは2度目。1度目は思いが何も伝えられず撃沈して帰ってきました。

今回は私達の活動を理解していただくために私も同行。

私が同行した理由から始まり活動内容や空間環境、お花、生徒に教えるという同じ立場でのお話、楽しい、そして勉強になる時間を頂きました。

同行した彼女は、私と教授お互いが興味のある話が重なり合い話が弾み、どんどん話が進んでいく様をを見て(私は先生みたいに、自分の思っていることを言葉にすることが出来無いぁ・・・どうしたらいいですか?)と言いました。

そこで最近ブログを立ち上げた彼女に、(ブログに何でもいいから頭に浮かんだこと書き込んでみたら?お花のことでも日常生活の中のことでもいいから)と答えました。

彼女の感性は素晴らしいのに周りを気にしたり、気を使ったり、自身がないのか臆病なのか・・・

よく彼女は(こんな私が・・・)という言葉を使います。

それで第1歩が踏み出せなかったりします。

教授もおっしゃっていましたが、第1歩がなければ2歩も3歩もないし1歩踏み出さなければいまの自分自身はないと常に言っているのですがなかなか・・・

講師という仕事は話すのが半分仕事のようなもの。

感じたことやニュアンスのようなものを口に出して言葉にするのは難しいかもしれないですね。

その訓練のためにブログを書いてみたら?といいました。

彼女は(変なこと書いたらどうしよう・・・)と言い、

私は(アホか!!!購読者はそんなにたくさんいるの?いないでしょ?それならかっこつけず失敗してもそんなに笑われることもないやろ!ある意味自己満足の世界でもかまわへん!)

ブログにはこんなこと書き込んで変と思われないやろか、お話するときはこんな風に言って相手にこう思われへんやろか・・・

人に対して誠意をこめて向き合えば少しは伝わると思っている私です。

たとえば教授とお話をして私の知らない単語、言葉が出てきたとします。私は先生にそれはこういうことですか?とかたぶん聞きなおすと思います。

それを知らないのに知ったぶりをして相槌をうってすり抜ける。
絶対後でつじつまが合わなくなりかえって相手に失礼だと思うんです。

彼女は自分の感性を言葉に出来ず・・いや、かっこいい言葉に出来ずお話できないと言っていたのかと思います。

素直に頭に浮かんだ感じを言葉にすればいい。かっこつける必要があるのかな?・・・

まずはかっこつけずに何でも誰とでも話が出来るようがんばろう!!
昨日、12月1日松大市に行ってきました。

お正月の松が競りにかけられます。

お正月の松がこんなに早く??と思われる方もおられると思いますが・・・

お花屋さんは本当に大変だと思います。年末の注文等見越して買わなければなりません。

大きいお花屋さんだとある意味 博打 です。

私はレッスンの予定が11月中にだいたいわかるのである程度の予想が立てられますが皆さん大変です。

そんなにたくさん買うわけではありませんが松好き菊好きの私はとても楽しみにしています。

いろいろな松が見れます。

枝松・・・よく見る1本の松に小さい枝が3~4本出ている松

若松・・・横から出てい小枝の松をきれいにカットしまっすぐにしてある松。床の間の格花に使いま     す

蛇の目松・・・松葉が白と緑の複色になっています。まつばの付け根が白っぽく先に向かって緑にな       ります。
水晶松・・・水晶の結晶のように先細りに松葉が短く付いています。

宮島松・・宮島産?の松 水晶松にちょっと似ていますが可愛い感じがします。

ピンポン松・・松葉の付き方が塊でピンポンだまのように丸くなっています。

三光松

寿松

五葉松

色々な松があります。

私が好きな松は大王松。

松葉が長く広がると扇のような形になります。

この大王松、金銀の水引を使って活けるとホントかっこいいんですよ!!


まだまだこれから 梅市、万年青市、千両市と大市が1週間おきにあります。

それがすむたび年末に向けて追い込みがかかります!

年末大市の第1弾が済んだ感想は、年々松の量も少なくなっていますしもっと華やかな雰囲気の中競りがされていました。一般の消費者の皆さんの需要が少ないのか、手間のかかる松を作っていただいてる農家さんが少なくなっているのか・・・寂しい限りです。
いけばなを始めて約35年年末のお花を活けることが一年の終わりであり、それを見ながらお屠蘇で1年の始まりでありました。毎年の区切りがないような生活になっているのがなんだか寂しいなあ思います。

皆さん!  お花っていいですよぉ・・・ 華やかだし、癒されるし、触るだけで見るだけで生活観が変わる気がしますよ!


レッスンの大半は、イメージを決めて講師側から花材・アイデアを提供し、アレンジします。

癒しを求めてレッスンをされる方がほとんどです。

特別レッスンを受ける彼女は講師を目指しています。

アレンジを入れる時の花材選び方等考え方から話し合います。

いろいろなアレンジを試すことが大事だと思っています。

私の場合色・形・素材 日常生活の中で、自分のアンテナに引っかかったことをアレンジに盛り込んだりします。

そんなことを話しながらの昨夜のレッスンです。

変わったアレンジを入れたい! 人とちょっと違うことがしたい・・・

そんなことを望んでいる彼女なのでしょう・・

変わったアレンジ・・・それを変わったアレンジと判断する尺度は何なのかと思います。

すべては自分かアレンジし終わったとき結果として付いてくるものなのではないでしょうか。

最初から(変わったアレンジ)(変わったアレンジ)それを考えてもうまくいくものでもないのではないかと思います。

この花材を最大に生かしたい、この枝振りをこう使いたい、この異素材を組み込みたいそこからアレンジするのもいいと思います。$HOOPのブログ