10月に入り、ようやく秋らしい気候になってきたので
昨年秋に訪問した場所のことを思い出した。

コクヨの「エコライブオフィス品川」である。

東京の品川駅港南口側に設けられたコクヨの大きな
ショウルームのワンフロアがライブオフィスになっている。

そこで、新しい働き方やエコの取り組みを実践して
お客様にも紹介している。

色々と見所のあるオフィスだが、やはり一番インパクト
があるのは「ガーデン」と呼ばれる屋外オフィス。

空調不要、日中なら照明も不要で確かに究極のエコである。

ユニバーサルデザイン空間学-20101013_エコライブオフィス1

水辺に設けられたカウンター形式の執務席。

ユニバーサルデザイン空間学-20101013_エコライブオフィス2

日よけがある席。執務にもミーティグにも使用できる。
左奥には、パラソルの下でのミーティングの様子が見える。

ユニバーサルデザイン空間学-20101013_エコライブオフィス3

夜の様子。照明がある場所なら執務は可能か。
照明の演出が美しい。

たぶん最大の疑問は「本当に働けるのか」ということだろう。

訪問当日は数名の方が実際に屋外で仕事をしており、
ミーティングは主に屋外で実施するという管理職の
方もいるそうである。

現代のオフィスワークの大半は、情報のやりとりや
確認であり、パソコンと無線LANがあれば大半は可能。

ここなら固定電話で呼ばれたり同僚から話しかけられたり
する阻害要因も少なく、仕事に集中できそうである。

このオフィスは、オフィスワークは照明と空調が完備された
屋内で行うものという常識を覆す試み。

この例を見ると、知的生産も自然を感じながら行うということに
もっと配慮すべきかもしれないと感じさせられる。

個人的には、ここで勤務していたらこの場所をぜひ
利用してみたいと感じた次第である。

--------------------------------------------

10月8日から12日まで「完全OFF」でブログの書き込み、
コメントへの返信、ペタ、すべて行っておりませんでした。

今日から再開しますので、引き続きよろしくお願いします。


にほんブログ村 デザインブログ ユニバーサルデザインへ(今日は何位?)  ←応援のクリックを