ぎゃふん | 死語辞典by九条唯子

死語辞典by九条唯子

Laughter makes good blood.

新タイトル

こんにちは、九条唯子でございます。

瞬く間に月日が過ぎていきますね。

気がつけば早11月でございます。

先月のカラーパーティでは唯子A嬢による「死語辞典」が

華麗なるパネル作品となってお目見えいたしました。

わたくしの文章の出番がなかったのはちと残念でございます。



ぎゃふんw

さて、本日の死語は『ぎゃふん』。

誰かにやり込められて一言も言い返せないさま。

と辞書には載っておりまする。

痛みや衝撃を感じた時に発するセリフというのもありました。



用例としましては、「いっぺんアイツにぎゃふんと言わせたる」

などがございますね。


いつぞや山本周五郎の「五瓣の椿」を読んでおりましたところ、

『ぎゃふん』が出てきてビックリ。それも2度も!

~「ぎゃふんだな」と彼は云った、「ざまあねえ、いい面の皮だ」~




小説の舞台も時代も江戸(天保五年)。

そんな頃から使われていたのかと。

それじゃ、当然死語だわ…と。



色々、検索してみたところ

二つの感動詞「ぎゃ」と「ふん」が合わさった言葉であるようです。

最初に誰が言った人は定かではありません。



言葉はこのようにして、生まれては消えて行くのですね。

これぞ死語の本懐かもしれません。



ぎゃふんi



カラーパーティでの「死語辞典」コーナーには

見てくれた方に、自由に死語を書いてもらう

パネルが用意されていました。

次回、閑話休題でご紹介しますので、どうぞお楽しみに。


こっちも久しぶりですが、よろしければぽちっとひと押し願います。