先日、家に帰ると、タケ(6年生)が話しかけてきた。
タケ: 今日ね、学校で怒られたんよ。
私 : なんで?
タケ: Sが学校に持ってきちゃいけんものを持って来てて、それを見たから。
私 : えっ、何? 持って行ったらいけないものって…?
タケ: マンガ
私 : あっ、そうかもね。学校は勉強するところだからね。
今度は、持って来た人がいたら『怒られるよ』って注意できるし、
自分も持って行かないだろうしね。
わかって良かったじゃん!
タケ: うん。
私 : どんまい!
タケ: へへへ。
私 : それをわざわざ言いたかったわけ?
タケ: 今日、先生が電話してきて、お父さんかお母さんに話をしなさい!って。
私 : そんなことぐらいでね~、別にいいのに…。
その晩、しばらくして学校から電話があった。
担任: 今日、子どもさんから話を聞かれましたか?
私 : はい、聞きました。すみません、ご迷惑をおかけして。
担任: あ、そのことなんですけど、
タケ君はたまたま見ていただけだと思うので…。
私: 先生、マンガを見ていただけで、こんな大げさになるんですかね?
担任: いぇ、まぁ、大人数だったものですから…。
私 : ちょっと聞いてみるんですけど、何のマンガだったんですか?
担任: それが、成人向けのものでして…
私 : あ~、そうですか。それでなんですね。
担任: きっと、タケ君は、たまたま呼ばれて見てただけなんだと思うので、
家で怒られていたらいけないと思って電話したんですよ。
私 : そうですか…。家では怒ってないんですよ。
持って行っていいものと悪いものの判断が出来るようになって
良かったと話したんですよ。
担任: それなら、良かったです。
どうやら子ども同士で本の貸し借りをしていて、問題になっているのだとか。
それに、職員室で校長先生と4クラスの担任に全員が叱られたので、
タケは普段叱られないので、心配して電話をされたらしい。
お礼を言って、電話は終了。
この日は、「K君が持って来て見せて」と言ったことがきっかけで、
S君が本を学校に持って来て、それを、違うS君が、
「いいものがある~!」と友達を呼んで来て、
結局10人ぐらいで見ていたらしい。
6年生100人のうちの10人だ。
一割だからね~。
で、大問題となったのか…。
電話をきったあと、どうするか考えていると、
タケがお風呂に入ると言って部屋を出たので、夫に事情を話した。
すると…
夫: そのマンガ、何だったか聞かんかったん?
私: 何を聞くん?
夫: カラーか白黒か? 写真もあるかとか?どんなのか?
私: それを先生に聞いてどうなるん?気にかける部分が違うでしょ!
話にならんよ。
でもタケとは、男同士で話すほうがいいかもね。任せるよ。
タケがお風呂からあがってきたので、夫は、さっそく話しかけていた。
喋りかけている夫が一番楽しそうに見えるのは、何故か…。
アルコールが入っているせいか?
それとも、マジで楽しいのか…。
結局、学校では見てはいけないということ。
先生も見たいけど、学校なので怒るしかないということ。
(ちなみに、担任は20代独身男性)
見てはいけないものではないので、
「友達の家で見なさい」という教育をしていました。
これが正しい親の教育なのかどうかはわからないけど…。
S君がどうやって、その本を入手したのかと言うと、
6年生のO君のお父さんがいらなくなった本を、
S君が遊びに来た時にあげたのだとか…。
夫は、
O君のお父さんが知らない間に、O君がS君にあげたのかもと推測。
肩入れする人物が違う気がするんだけど…。
O君のお父さんに共感してしまうんだろうね~。
今回の事件で、親に怒られた子は、いなかったらしい。
唯一、O君のお父さんが、妻に、こっぴどく怒られたらしい。
O君のお父さん、一気に有名人だもんね^^