許されない事もまた 赦し | 今日も世界は美しい

許されない事もまた 赦し

『未来さん、飲みましょうよ。
 許さないけど。
 未来さんのお話が聴きたい。
 絶対許さないけど』



そのメールには、そう書いてあった。
嬉しかった、とても。
許さないでくれるんだ。
でも、会ってくれるんだ。


そうか。
僕は君から“未来さん”を奪ったのか。


そのメールの文末には、こう記してあった。



『こんなにあったかいのに、やっぱり、雪が降ればいいな。って思います』



僕は灰が長くなるまで、タバコを吸った。
今にも崩れ落ちてしまいそうな灰を、ゆっくりと頭上に運ぶ。
僕は親指で、タバコを弾いた。
僕は、魔法使いだ。
春の昼下がりにさえ、僕は雪を降らせる事が出来る。
この雪は、永久に溶けない。



うん。


頭がカユい。
たまらなく、カユい。



今日も世界は美しが丘。
公園の森美術館!



わかってるって…皆まで言うなよ。
一度、書いてみたかっただけなの!



不平等なモノトーン




とあるお姉さんが描いてくださいました。

とんでもなく美化されてんなー。


それで、いーの。

美化以外に、何を主観と呼ぶ?

これで、いいのだ。

それ以外に、僕が出来ることなんて もう無いのだから。