高知市から一番近い村が日高村です。大滝山の麓に本山修験宗の護国寺があります。小さな本堂しかない寺ですが、若い住職が「一地方寺院の挑戦」をしています。毎月28日には午前9時と午後2時から護摩法要をしています。修験の行場である大滝山の登山もおもしろいですし、山上でのヨガなどもしています。檀家であるなし、宗派を問わず原則誰でも無料で参加できます。



今年もさくらんぼが実りました。毎年、ヒヨドリに食べられてしまっていたんですが、今年は収穫し孫にも食べさせました。残りはヒヨドリの餌に残しておいてやります。さくらんぼは俳句では夏の季語になっています。普通は立夏過ぎに実るのでしょう。何事も早くなっているのはやはり異常気象のせいでしょうか。


こころとは単純なものさくらんぼ      吾燈人



4月に入り、俄然庭のシャガの花が咲きました。今年は桜の花より咲くのが早かったです。俳句ではシャガの花は夏の季語になっていて、大体咲くのは立夏過ぎで、五月の初めころから咲く花です。今年は高知の桜開花宣言以前にもう咲いていました。今冬は異常続きで、二月につつじの花が咲いたり、梅が去年の十一月には咲いたり・・・・だんだんと植物のほうでも異常が当たり前になってきそうです。困るのは俳句を作るとき。大体季語は、当期雑詠といって春なら春であると規定された季語で詠みますから、シャガの花を春に詠むときは「春のシャガの花」としなければなりません。立夏が五月八日くらいですから、今詠むとすれば春としなければなりません。だんだんと俳句も詠みづらくなってきました。


咲き出でてはや華を春の著莪の花    吾燈人