出会わなかった出会い | KUDANZササキゲン「散文と音楽」

KUDANZササキゲン「散文と音楽」

ササキゲンのソロプロジェクト KUDANZ(クダンズ)の日記

友人伝いに知り、お願いしてみたいと思っていたREC&マスタリングエンジニアの方にご相談したいと思い、その話を聞かせてくれた友人にコンタクトを取ったところ、今週火曜日の朝にお亡くなりになられたとの事。
言葉が出ませんでしたが、腰の重い自分がアクションを起こした瞬間にこういう事が起こると、なんというか、これは何かのメッセージなのかなと、思いました。
出会わなかった出会いというものも人生にはあって、そこにも多くの意味が散りばめられている様に思えます。
たった一度でいいからお会いして直にお話がしたかったです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
{002DC43B-D4DF-4E1D-B65E-D353A6AAE3C7:01}


昨日の夜からまた、長編の文章を書き始めています。六、七年前のプロットをちゃんと書きたくなった。
六時間書き続けて少し寝たけど、何故か悪夢に魘されて起きがけでまた書いてます。
楽しいです。楽しくないけど楽しいです。
楽しくない理由は、音楽のようにリリースする喜びを知らないので、只々書き続けるだけなのです。
作りたい意欲の放出先が音楽になったり文章になったりするけど、自分にとってはそれがただの溢れるエネルギーの行き先で、それによって自分の生活が楽になる事はない。
胸がスッとするだけだ。
その虚無感と、それでも何か作らなくては浮かばれない何かがずっと勝ったり負けたりを繰り返している。

売ることを考えて作る事が出来ない。
混ぜられない。何でか分からないがペンが止まる。
出てきたものを直感的にしか残したくない。

今のうちにたくさん書きます。

春が来て、息を吸い込むと太陽の粒子か、はたまた花粉かは知らんけども身体の中に入ってきて、生きてるぜ、花粉はアレグラでシャットアウトしつつ、生きてるぜ。
あのおっさんズルムケやな、おっさんも俺も木や草も鳥も花も、生きてるぜってなるね。

たまに外の空気吸いつつ、また深く潜ります。