空白を詩で埋めて -3ページ目

"Word of Life"

生まれてこれまで集め続けた
多くの言葉を銃に詰めて
空の彼方へ打ち放つよ
僕にも使えますようにと

両手いっぱいの弾丸は
それぞれに意味が込められていて
使い方を一つ間違えりゃ
自分に跳ね返り命取り

傷つくのが恐いのなら
銃を放てばいい
傷つけるのが恐いのなら
銃を捨てればいい…そして

手を揚げるんだ高々と
何も守るものが無い人生で
奪う事など許されるはずも無い
まだ分からないけどきっと
そんな気がするんだ…


呆れた顔で銃を突きつける
多くの男に囲まれて
強がる顔の裏側で
ため息と涙がこぼれる

信じる事が愚かだとしたら
銃を拾えば良い
信じる気持ち届かないのなら
瞳を閉じれば良い…そして

響く銃声が空を叩いて
男の体が縦に揺れる
赤い涙は顔に線を引く
まだ分からないけどきっと
僕は終わったんだ…


手を揚げるんだ高々と
空に向かって拳を掲げろ
言葉を胸に閉じ込めたまま
床に背中を叩きつけた
誰も傷つけない…

自分らしく幕を
閉じられるなら
それも一つの形
僕のWord of Life
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『言語観こそ世界観』


言葉に愛を詰め込んだ時

世界は少しだけ淡く輝く


心に愛を注ぎ込んだ時

人は少しだけ根っこで笑う


『言語観こそ世界観』


今こそ君の手で作り上げる

たった一つの笑顔の名は…

Word of Life

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"ff"

悲しみの奥に光があるなら
一体それは何色だろう
下向いたまま歩く街は
いつもほどの輝きを見せなくて

悲しみの声で歌を歌えば
一体誰が振り向くだろう
灰色の音符に胸を刺され
涙さえも流れていくんだ

フォルテッシモの風を使って
君の元まで泳いで行こう
開いた腕の間に虹が
綺麗に流れるその日まで


悲しみの道に雪が降るから
なぜだか少し寂しく感じる
震える指にかかる白息
全てで君を包み込めば

フォルテッシモの時を使って
寂しい期間消してしまおう
閉じた扉の音も戻して
明るく輝く未来へ行こう

フォルテッシモの風を使って
君の元まで泳いで行こう
開いた腕の間に虹が
綺麗に流れるその日まで
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音という名の愛に包まれて…

僕らは今日もまた前へと歩き出すんだ。

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『The yearning world』 (憧れた世界)

高い高いビルの上
僕はここまでやってきた
あの蒼い空や 燦々と光る太陽が
今にも掴み取れそうな位置に


子供の頃 鳥になりたいと思った
ジャングルジムから 飛び降りて
よく膝を 擦り剥いたっけな
家に帰ると母さんに こっ酷く叱られた


ごめんな母さん
また叱られちゃうかな?



高い高いビルの上
僕は今でもここにいる
あの蒼く澄んだ空は蔭り 夕日が辺りを紅に彩る
その色は何処か悲しそうだった


中学の頃 これと同じ景色を
初恋の相手と 学校の屋上から見た
馬鹿みたく 緊張したっけな
互いに頬を景色と同じ色に染めて


名前すら思い出せないあの子
何故急に思い出したのかな?



高い高いビルの上
留まる事しか出来ない僕を
月明かりが照らす 無作為なライトを浴びながら
僕はこの舞台の終演を決めた


都会の喧騒は何時しか止み
儚げな灯火が闇を覆う
足が震える 鼓動が速度を上げる


覚悟を決め その一歩を踏み出す
あの頃 叶う事の無かった夢


僕はやっと鳥になる事が出来た


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<あとがき>


自分が生まれて初めて書いた詩です。

少し懐かしかったので、

原点回帰の意味も込め、今回掲載させて頂きました。


その表現や構成は荒く、目も当てられない程であるが

ある種、凄く素直に書けていた時期だと思う。

無理せず心の奥からスゥっと言葉が出ていた時期というか、

確固たるビジョンが見えていたんでしょうね。


それを考えると今の様に

「ああでもない」「こうでもない」と度重なる模索の果てに作られるスタイルは

何処か作り物感が否めない感じもする。

自分の言葉であるにも関わらず、まるで他人の言葉の様な。


それを辿って行くと、

表現する事に溺れ、単なる無機質な文字の羅列になったり

伝え様と焦るばかり、自分でも収集のつかない事態に陥ったり

それなりには書けてもバランスが取れていなかったり、、なんて事に起因していて

時にその不器用さに自分自身驚かされる事もある(汗


ただ、それでも今はそうする事でしか

表現出来ない自分がいるには変りないし

思い詰めた所で、そのスタイルが払拭出来るものでも無いので


地道に、当時の気持を大切にしながら

言葉を伝えていくしか無いんでしょうね、きっと。


本当、奥が深い世界です

"無機質な文字の羅列"

何も考えず
何も考えず

思うが侭に綴りましょう

何も考えず
何も考えず

思うが侭に綴りましょう


目尻に感じる熱を忘れ
心に感じる鼓動を忘れ

自分というもの探す為

今は只々綴りましょう

人が始まり
そして終わる

細く流れる命の河で

私の船を浮かばせるには

大きな錘は要らないの

叫んだ夜も
悲しい嘘も

行方を遮る枷となる


無に還り…

己を埋めて…


何も考えず
何も考えず

思うが侭に綴りましょう

何も考えず
何も考えず

思うが侭に綴りましょう


目尻に感じる熱を忘れ
心に感じる鼓動を忘れ

自分というもの失わぬ様に

今宵も只々綴りましょう
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それは風の流れのように

それは森のざわめきのように

あるがままの自分を見つめ

文字をひたすら羅列する

見えなきものほど扱い難し

癒えなきものほど扱い難し

とめどなく溢れるこの文字達を

隠さずに表せたとしたならば

その文字の放つ生の力は

無機質であり

冷たいだろう

その冷たさこそ生の証

この呟きこそ己の証

終わる事無き文章を

我が手によってここで終えよう
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"Dead Line"

暗い暗い 小さな部屋の中で
君は白いキャンバスに 一人向き合う

その透きとおった白い肌に
銀色の絶望を通せば
君の右手は 鮮やかな
赤を纏った筆になる

白い壁を 赤い悲しみに染めていく君は
まるで一種の 芸術家にさえ見えてきて

瞳に写る 君の姿は
伝える言葉を探す子供
枯れた心に つたう涙も
深い闇に閉ざされてしまう

暗い闇は やがて灯りを取り戻し
君と僕の心も 解き放たれる時がきっとくるから

赤く染まったキャンバスの
その向こうに見える一線を
どうか越えずに 君の全てを
厳しく愛し続けて欲しい

零した涙 綴る道には
まだ見ぬ明日が待っているはず
全てを捨てた今だからこそ
もう一度目覚めて進めばいい

僕らは再び生まれ変わる
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【ブルーマンデー】(直訳・月曜日の憂鬱)

厚生省の統計により、土曜日などの週末に比べ、月曜日には
自殺による死亡者が1.5倍に増えるという結果が出ています。

新たな一週間に対する欝な気持ちや
人間関係への復帰によるストレス。
仕事のノルマへのプレッシャーなど
様々な事が関与しているのでしょう。


今回の詩のテーマは…『リストカット』

この詩は、ある女性から自分の妹がリストカットを繰り返し、
その血を自分の部屋の壁に塗りつけているという話を聞き
押さえつけるでもなく、ただ聞いて欲しい。
そう思って書いたものです。

彼女は今…笑えてるのでしょうか。


今の日本ではあまりにも多くの命が
失うべき時とは別の時間に消えています。

学生だけで見ても年間788人。
国民全体では年間で34427人。(ともに2003年度)


もう一度、命について。

自分について。

向き合ってみませんか?

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Re:view of New starting over 「STORY ENDING」

第9回目の今回は

海外アーティスト級の実力を持ちながら
何故か国内ではほぼ無名のバンド
通称:NSOこと『New starting over』のアルバム「STORY ENDING」です。
(今回はアルバムを対象として紹介させて頂きます)


NEW STARTING OVER STORY ENDING


1.BLIND 6.LOVE IS DEAD
2.STORY ENDING 7.CAUSE I HAVE NOTHING
3.LET MY HEART BLEED AGAIN 8.ENDLESS FIGHTING
4.CARRY ON 9.WE JUST TAKE THE PAIN AWAY
5.ALONE IN THE DARK 10.BREAK THE SILENCE


『New starting over』は、
DOIGE(VO/G) EIKI(G/VO) SHUN (B) PEKI(Dr)により
2002年、大阪を拠点として結成された

日本人初と評されるスクリーモバンド。


スクリーモとは、
スクリーム(叫び)+エモーショナル(感情)
の言葉を掛け合わせた音楽ジャンルの事で
海外では結構主流となりつつある。


そんな彼等の楽曲を初めて聞いた時の感動と言ったら
初めてエルレを聞いた時のソレと同じ位の感動と驚愕!
「こんな音を出せるバンドが日本に存在してたなんて、、、」と。


その日本人離れした楽曲は、
エモーショナルかつドラマスティックで
何処か切なさや孤独感すらも感じさせ
そこに被さる魅力的で綺麗なヴォイスや
絶妙のタイミングで入るスクリームが
更に、NSOの独特な世界感を創り上げる。


今回のアルバム「STORY ENDING」でも
充分その実力は発揮されており、
前セカンドミニアルバム「sublimation」よりも
更に洋楽性を高め、一段と鋭さを増した作りとなっている。


また彼等の持つ経歴も、今後の期待を煽るもので
『STORY OF THE YEAR』が日本公演した際には前座を務めたり、
『THE USED』のインタビューでは、日本の音楽に対して質問された時に
「New starting overは聴く」と嬉しい評価を受けた事もある。


また、それ等の大物アーティストが
集結したツアー<TASTE OF CHAOS>においては、
上記2大バンドに加え、『KILLSWITCH ENGAGE』
『FUNERAL FOR A FRIEND』 『RISE AGAINST』等の豪華な顔ぶれの中、
来日ツアーの際にはNSOも日本代表として参戦するなど
輝かしい実績も持ち合わせている。
(因みに、このツアー全米36都市を回り
 その全公演の殆どがSOLD OUT状態であったそうです。)


その影響力もあってか、国外での人気も高まってきており
気になる英語力に関しても「very good」といった評価も。


ほんときっかけさえあれば、
世界の大舞台で活躍する日も来るかもしれませんね
その実力は十二分に秘めてますから


系統としてはELLEGARDENやストレイテナー等が好きな方

またはTHE USED、STORY OF THE YEAR、kamomekamome等が好きな方には特にお薦めです。



「STORY ENDING」の視聴はこちら



written by renka

"カタチナキモノ"

カタチナキモノ ソレハココロ

ケシテミエナイ ヒトノココロ


カタチナキモノ ソレハイノチ

イツカキエユク ヒトノイノチ


カタチナキモノ ソレハスベテ

カナシクナルモノ カタチナキモノ
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大事なものはいつだって見えない。

だからまた…失ってる事さえ気付かずに…
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本日のテーマは…【カタチナキモノ】

見えないものにこそ
多くの意味は詰まっています…('-'*)

作者の場合は…

『時間』です…。

不要な時にはダラダラと過ぎていくのに
必要な時は意地悪をするかのように過ぎていく。

22年間生きてきましたが、
未だに時の流れが常に一定だとは
とても信じられません…。

皆様の【カタチナキモノ】は何ですか?
良かったら教えてくださいね('-'*)

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"カガミ"

泣き顔のアタシ
そっとカガミの前に立つ

光の奥にも
泣き顔のアタシが居る

涙目をコスル
指に伝わる暖かい水滴

光の奥でも
真似して右目を擦ってる


アタシは何でナイテルノ?

アナタは理由をシッテルノ?


じっと
じっと
瞳見つめた

じっと
じっと
見つめ返され

アタシはやっと気付いたの


ヒトリがずっとコワカッタ

ダレカに知ってホシカッタ


光の奥のアナタの為に
アタシは少し微笑んだ

光の奥からアタシの為に
アナタは優しく微笑んだ


新たに流れる涙の熱も
今では愛しく感じるの

アナタがいつでも此処に居る
ヒトリではないと知ったから
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人は一人のようで一人じゃない。

心を近づけさえすれば
いつでも皆と触れ合える。

寂しい夜こそ読んで欲しい。
そして…光の奥の僕へと向けて…笑ってください。
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本日のテーマは…【もう一人の自分へ一言】

褒めるも良し。叱るも良し。

本人だからこそ分かる色々な件について
カガミの奥の自分に向けて一言どうぞ('-'*)

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Re:view of LAST ALLIANCE 「偽りのオレンジ」

第8回目は、まだ知名度こそ低いけど

凄くお薦めのバンド「LAST ALLIANCE (ラストアライアンス)」の

アルバム「TEARS LIBRARY」内に収録される『偽りのオレンジ』をご紹介します。


Last Alliance TEARS LIBRARY


1.Boys Don't Cry 7.プラネタリウム
2.Run Into The Freedom 8.See You Again
3.偽りのオレンジ 9.Sky Is Crying
4.Last Alliance(アルバムVer) 10.ヒダリムキ
5.Rebel Fire 11.Equal Reason(アルバムVer.)
6.Beautiful


今はもう解散した2大インディーズバンド、
「S★CREATERS」からは安斉龍介(Vo&G)、小澤浩史(Dr)が
「BERMUDA」からは松村孝彦(Vo&B)、佐野森吾(G)が集まり新結成した
エモでメロディアスな4Pロックバンド『LAST ALLIANCE 』
(バンド名の意味は「最後の同盟」 なるほどって感じですよね。)


因みに、最近人気のバンド「discord」も、
エスクリ&バミューダの残党メンバーで組織されおり

ラスアラの弟分?として多く交流を持っている。
また、英語を基調としたメロコアで
突出した才能を見せ付ける「WRONG SCALE」も
当時ツアーサポートをしていた繋がりからラスアラと親交が深いそうで。
これら両バンドも個々に物凄く実力が高いので要チェックですっ
(今後レビューにも記載する予定)


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「描き続ける直の矛盾 選び続ける曲の矛盾
 無呼吸で走るその先には?
 ためらい耳を塞ぎ目を覆う
 弱者を笑い飛ばし、ただ確かめる為に」


各バンドで鍛え上げたヴォーカル、演奏力は
インディーズの中でも飛び抜けており
交錯する二つの力強い声は、
螺旋を描き空の蒼さえ突き破りそうな勢いを感じます。


また、エスクリ&バミューダ時代は
英語によるメロコアを基調としていたのに対し、
ラスアラでは日本語を主軸に
メロコアを残したギターポップな曲調が多くなっている。
その、日本語が本当格好良いんですっ!
音の旋律に自然と歌詞が乗って泳いでる感じと云うか、、。


自分が初めてラスアラを耳にした時などは思わず
「日本語でもこんなにも格好良く歌えるんだ!?」
と嬉しい悲鳴を上げたものですw


そして今回ご紹介する「偽りのオレンジ」
まるでスタンリー・キューブリック監督の
「時計仕掛けのオレンジ」を彷彿とさせる様な題名ですね(、、自分だけ?w)


で、その歌詞中に幾度となく登場する「矛盾」という言葉。
これこそが歌詞全体のイメージを創り上げてる感じがします。


それは「空しく交差する客観と主観の間の苛立ち」
「胸にある黒い誘惑を消し、ただ僕らは探し続ける」
と云った後の歌詞にも通じており、


拭いきれないジレンマ、つまり矛盾が蔓延った現代の中で

苛立ち、不安を抱え、それでも何かを求め足掻く様子が
其処から逃れたいという気持と共に、曲に込められているのだと思います。


曲調も、凄く彼等の持ち味がでており

ポップ路線よりもメロコア調。

何より、聞いていて切なさを感じさせるメロディーラインが堪りませんっ!


メロコア系のハイスタ、HAWAIIAN6、HOLSTEIN、NOB、DOLCEや

エモ系ポップのELLEGARDEN、ストレイテナー等が好きな方には特にお薦めです。


written by renka

"変わらないもの"

陽が傾いて土に還る
もうすぐ何も見えなくなるね
生まれた街も歩んだ時も
何もかもが闇に包まれて

手が触れ合って道が繋がり
いつしか離れ孤独に戻る
不慣れなキスも学んだ愛も
何もかもが過去へと変わってく

ドアの先

柔らかい

光に

包まれて

小さな家とうるさい家族は
不恰好で一番の自慢
世界中を探し回っても
これ以上の温もりは見つからない

小さな部屋に置いたベッドに
飛び込んで涙隠した
深く息を吸って吐き出したなら
家族に逢いに行こう

最高の笑顔で

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血の絆は心の絆。
どんな事があっても側に居続ける存在。

それが…家族なんでしょうね★

波乱続きの我が家でも、
家族に対しての愛は残っています。

どんなに裏切られても、
どんなに憎んだとしても。

心の奥底で好きな気持ちは変わらない。

家族って…良いなぁ('-'*)
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本日のテーマは…【聞いて!我が家のこんな話】

真面目な話から笑ってしまうエピソードまで
どんどん募集します★

皆様の【聞いて!我が家のこんな話】は何ですか?
良かったら教えてくださいね('-'*)

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