4ビートフィールのリズムで説明したように

テーマを演奏する時は主に2ビートで演奏します。

テーマでもサビがある曲などは変化をつけるために

4ビートフィールで演奏します。

速い曲などはテーマから4ビートフィールにする事もたびたびあります。

事前にキチンと決めていなくてもお互いの雰囲気で臨機応変に対話が出来るところがジャズの楽しさで醍醐味です。

なかなかサインを出したつもりでも誰も気づいて貰えないことが多くて難しい物です。

その点はマイルスやキースジャレットのトリオなどは本当に自由にリズムが変わっていますね。

 

アドリブの時は殆ど4ビートフィールが多いです。

もちろんアドリブでもスローの曲などはずっと2ビートフィールで

サビの4ビートフィールを4分音符でぐいぐいベースが引っ張ってゆくのは

2ビートフィールの中で4小節目などで全部4分音符でコントラストを付けているのを

全部の小節にエネルギーを与えるためだろうと思っています。

 

さてまずは音は気にしないで全画面でベースの楽譜を追いかけながら一緒に

ボンブンバンボンとリズムだけを歌ってみましょう。

まるで自分も一緒にやっているような気分になれて気持ち良いですよ。

 

何回もやるとだんだんベースの音と一緒に他の楽器の音も聞こえますよ。

一回ごとに新しい発見があって楽しいですよ。

なにしろインプットがないとアウトプットは出ません。

 

1) 2分5秒から4ビートフィールになりキャノンボールアダレイのソロが始まります。

サムのシンプルなベースラインを聞いてください。

Autumn Leaves - Bass Transcription sam johnes (somethin' else cannonball adderley)

 

2) 1分20秒からソロブレークを挟んで4ビートフィールのベースが始まります。

レイブラウンは確実なリズムと分りやすいシンプルなコードの音でソロイストをサポートしています。

 

Ray Brown: Bye Bye Blackbird (Bass Transcription)

 

次回は音の使い方を詳しく分析してて見ましょう。

 

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ジャズのバンドでもリズムが全員ぴったり合うと

気持ちがよく良い音楽になりますね。

 

なにしろ皆が体や口を動かして

カウントを取ったり

自然と踊り狂って共振しているバンドは

良いリズムが出ています。

 

なんと機械同士でも一緒に揺れ動くと

共振してリズムがぴったり合うのですね。

 

メンバー同士息が合うとすぐ良いリズムになる訳が分りました。

 

下の動画を見てください。

100個のメトロームを揺れる台の上に並べて

デタラメにスタートするとだんだん同期が取れてきて

最後はぴったり合うのです。

 

素晴らしい! ジャズピアノは真似すればいいのだ!

 

メトロノーム同期(100個)

東京理科大学 池口研究室

 

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モダンジャズピアノのタッチはクラシックに無い独特のように聞こえます。

メロディをとぎれないように管楽器のようにレガートで弾く事が多いです。

 

ジャズインプロビゼーションの著者ジョンミーガンはこの奏法を説明しています。

 

ペダルを使わないでメロディを音が途切れないように

次の音が出すまで押さえておくのです。

レガート リスト ストロークと呼び

手首を使って滑らかに弾きます。

 

簡単に考えるとサスティーンペダルを踏まないで

一本指で切れ目無く弾くのと同じようなことです。

一本指が出来ればすぐオクターブ奏法も出来ます。

一番きびきびと動かさなければならないのでテクニックが要りますね。

 

右手がピアノの鍵盤にピッタリ吸い付いたように見えますよ。

 

テナーサックス奏者であったホレスシルバーは、

管楽器のように音をなめらかに弾こうとして考えたのだろうと説明しています。

 

まあタッチについて考えるより前に

脳科学によると

頭の中で弾きたいメロディをしっかりイメージすれば弾けるそうです。

毎日練習した人とイメージだけした人も同じように上手くなったそうです。

 

一番大切な事はベースとドラムのジャズのリズムに乗って共振し、リズミカルに弾く事です。

ジャズは真似する物ではありませんから

 

自分のイメージに合った弾き方を見つければよいと思います。

 

どの音楽でも新しいテクニックはハンディがある人が、

でも音楽やりたいと考えた事が多いのです。

 

マイルスはディジーガレスピーのようにパラパラ弾けないので

革新的なスタイルを考えました。

ギターのスリーフィンガー奏法もそうですね。

ベースのスラップ奏法はドラムが来なかったからだそうです。

 

まあジャズだからいい加減な物です。楽しめれば最高です!

 

ということで色んなピアニストの手を見て研究してみましょう。

ホレスシルバー、オスカーピーターソン、ビルエバンス、キースジャレット、

チックコリアなどなど、ピアノも打楽器です。

 

ミシェル ペトルチアーニの

鍵盤にぴったりくっついたようなメロディックな右手が素晴らしい

 ベサメムーチョを聞いて見ましょう。

Michel Petrucciani Bésame Mucho Looking Up

 

モンクのまるで打楽器のように見えるけれど歌う右手のタッチと安定した左手の伴奏。

メロディに半音をぶっつけてうならせて歌のように音程を変化させる絶妙のテクニックです。

私はモンクはわざと目立つように弾いていると思います。

彼の作曲はよく考えらて革新的で美しい。

 

音だけ聞くとスムーズですよ。

 

最初はソロピアノでサテンドールです。

Thelonious Monk - Live At Berliner Jazztage (1969)

 

1.Satin Doll 2.Sophisticated Lady 3.Caravan
4.Solitude 5.Unknown Monk Tune

ここからバンド演奏です。
6.Blues For Duke 7.And I Love Her (Bonus)

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