WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う
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久しぶりに読書ネタ。
随分前にTEDでチラ見したことがあったサイモンシネックの「start with why」をおススメもあり読んでみました。
人をインスパイアするには、
人の感情を揺さぶるためには
まず第一にWHYを明確に語らないといけないといっています。
筆者が名付けたゴールデンサークルのコンセプトによると、
3つの同心円の外側から内側にWhat→How→Whyとなり、
大抵の人、組織はこの順番に考え行動しコミュニケートしていると言います。しかし、真の偉大なる組織、リーダーは逆で、Why→How→Whatの順、内側から外側へ考え行動します。
このゴールデンサークルは人の脳の構造とリンクしており、Whatの部分はことば、分析思考を司る機能、Whyの部分は感情を司る脳の機能とリンクしています。最初に意思決定を司る脳の部位に訴え、そのあとに言語を司る部位に情報を伝えれば感情による決定が合理的なものになるということです。なんとなく合点がいきました。
アップル、スターバックス、サウスウエスト航空など偉大な組織のコミュニケーション、行動が例示され、WHYから始める意味わかりやすく非常に説得力があります。
理念経営、ブランディングの書として非常に勉強になりました。是非読んでみてください。
「Whyから始めよ!」
と聞いて最初に思いついた言葉が、
稲盛経営12ヶ条の1番目「事業の目的、意義を明確にする」でありました。これはそのままです。
いかに事業の目的、大義を皆に語るかが、経営の原点だと盛和塾では教えられます。
やはり物事には原理原則、真理があるのだと改めて思いました。
そして、
当社の存在意義は
「全従業員の物心両面の幸福の追求と
新しい価値創造によって豊かな人間環境づくりに貢献すること」
にあります。
皆をインスパイアできるよう、しっかりと語っていかねばなりません。
50周年ですしねー。
頑張ります。