たんぽぽのように -6ページ目

あの日のポスターモデルは宝物

恥ずかしくて逃げ出したい気持ちでいっぱいだったあの撮影日。

メイクさんはじめとしたスタッフさん、マネージャー、及びTDLの方に多大なご迷惑をおかけし、申し訳ありません。


私自身あの時母を理解していれば皆さんにご迷惑かけることなかったのに。


母の行動や言動に首を傾げ、不愉快な思いをしても、暖かく撮影最後までお付き合いしていただきありがとうございました。



私にとっても凄く心に残った大事な撮影で、この時のポスターは 宝物です。

母とのポスターモデル

母との思い出の一つに、
TDLのポスターモデルになったことがある。


多分今思えばあの時もう発病していた。

人一倍、メイク、髪型、服装には気を配り若くて自慢の母だった。

母は昔モデルになりたくオーディションを受けたりしていたらしい。
だがまな板のような胸の母は水着に恥ずかしくなれず帰ってきてたらしい。

そんな母にとって、この話は夢が叶うという意味できっと喜んでくれるに違いない。そう思っていた。


撮影当日やってきた母は、衿の首回りが黒ずんだ白シャツにメイクもハンパできた。

度肝を抜かれた。
衣装もあるしメイクさんもいるし大丈夫か。ってこの時は思った。

まず私から着替えメイクへ…

もうひとりのメイクさんが母をメイクしようとしたその時…→



私はいいわよ。
もうしてあるからさわらないでよ。


えっと?
(゚_゚

あろうことが、美意識が高かった母が言っていたのだ。

あたしは急に恥ずかしくなった。

メイクさんも、ひいていた。

置き去りにした帰り道

結局、初通院日には全く何も病気に関する解答のことは得られなかった。

それにまだ父と私は母が単なるうつ病、更年期障害だと信じていた。

信じていたというよりは、信じたかったのです。

いつか元に戻ると。


その日、母を置き去りにしたが、私もどこかで母と一緒にお茶することを楽しみにしていたため、なぜか母に気付かれないように母の背後へ移動した。

ヤッパリ謝ろう。

決意し、駆け寄るが、母は怒る様子もない。
どこいってたの?

あれ?
w(゚o゚)w

反応がおかしい。



その日は、母にこれから毎日思ったことを書き留めてもらおう。日記のように。
と思い、近くにあった百円ショップへよった。


増やしていけるように、ルーズリーフとバインダー、そして可愛いペンを買った。