昨日早朝3時48分メイルで目を覚ます。

なんと「A社電灯漏電 999mA」

999mA は ZCT が飽和して実際は1A超。多分数Aか。

これは絶縁不良、水かかり等での漏電という域ではない。誤結線か、ケーブルの剥けた部分が鉄骨等に接触か。

かねてより聞いていた副店長のBさんの携帯に電話すれど「ただいま電話に出られません・・・」。これでは緊急連絡体制どころではない。

A社は店舗の改葬工事中だがさすがにこの時間には連絡つかない。

明るくなってからあるいは工事を始める頃(8時かな?)ゆっくり行って確認、手直しを指示したいところだが

その前に漏電火災にでも発展すると、出火の責任はないにしても連絡をしなかった(したが電話に出てもらえなかったので責任は逃れるだろうが)、点検、確認をする責任(規程では8時間以内だが)・・・で痛くない腹も探られるかな。

ボイラーの失火から火災になり、ケーブルが焼けて漏電警報が出た(その時連絡しても何の役にも立たないが・・・)のを見逃して裁判沙汰になっているC氏のことがチラッと頭をよぎる。

やむを得ず現場に向かう。

途中消防車のサイレンは鳴ってないかな等最悪を考え走ると20分位で解消。

あと5分位の所まで行っていたのでこの際PASを切って全停電させるかな等を考えそのまま走る。

現場に着くと、

誰かバイクで出ていくところだった。

聞くと、3時半まで工事をやったのでその戸締まりをして帰る警備員だ。

事情を話すと、照明を全部切ったのが漏電解消と同じ時間。

煙が出ていないか店内を確認すると言っても、一度施錠すると客の責任者の了解がないと開けられないと。

客とは連絡つかず、30分程キュービクル周り、店の外回りをウロウロし、異常なさそうだ。

彼は責任上もう暫く残るというので携帯番号を教えて引き上げる。


6時半頃Bさんから「深夜に受信記録があったので」と電話。

事情を話すと、早めに出社して確認しますと。

いつもは8時過ぎに出社するらしいが、7時半頃にまた警報メイル。

すぐ電話すると、照明を全部点けたというので、

半分切って数分、さらに半分切って数分・・・と警報発生/復帰を実況中継し15分程で不良個所を探し、

最後にその回路だけ切り、他を全部入れてOK。

その回路は点灯禁止にしすぐ工事やさんに調べさせるよう指示して一段落。

その後警報は出ないので原因が分かって処置したかな。


気になったので今日少し回り道をして確認に行く。

原因はNとEを接ぎ間違えていたと。

「1φ200Vの器具だからNとEを間違うと器具には100Vしかかからず点灯しない、かつ筐体に100Vかかり感電するよ」と指摘すると

感電はなかったが、スイッチを入れても点かなかったのであとで調べるつもりだったと。

やはりそんなことか。憤懣やるかたないが、感電も焼損もなかったのでよかったかな。

監視装置は便利なものだとあらためて認識。

しかし警報が出ると24時間調査、処置のノルマはあり、

一方監視装置がなければ漏電警報も出なくて深夜に出かける必要もない(無責任な言い方だが)ので技術者にとっては不便なものかな?