脳内花畑

脳内花畑

ポエムを書き綴っていきます。
三十路を迎えた直後の悲哀を言葉でうまく表現できたらと思います。

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いつでも笑いあっていけたらいいね

君の顔は醜く歪んでいた

もう終わりだね

結末は最初から決められていた?

運命の先取りは破局を呼ぶと教えられなかっただろうか



いつでも喧嘩しあって傷つきあって

それでも愛していると思っていた

勘違いだった?

この胸のうずきは本物だったのかと問うてみる

贋作に翻弄された哀れなピエロだったのかもしれない



いつか輝きに満ちていた僕の世界は

もうモノクロしか見えなくなっていた

墜落した国の奥で僕は脳幹をつきやぶって

君の思い出の中へ色を探し行く

そんな単純作業で世界を刷新できたら


君がいなくなっても僕はやっていけるだろう。




もしもある日僕がこの世界からいなくなっても

単調に日常は過ぎていくだろう

人間の薄情さを知るは死んで数日たってから

そんな終わり方じゃ情けない


今の僕はその終焉に向かっているのを感じる

破局はどうしたら避けられる?

人間は時が来たら退場しなければならない

僕も一列に加えられているのだろうか


死後の世界を夢想するのは楽しいのに

僕のいないこの世はぞうっとする

無駄だといわれてもあがき続ける

死の前ではどんな利益も価値をもたないのだから


あがいて生きつづける

それが僕に残された唯一の道だとつぶやきながら。