UAVを用いた公共測量マニュアル(案)改正
平成29年3月31日付けで「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」が改定されました
主な変更点としましては、第2編「UAVによる空中写真を用いた数値地形図作成」においては、地上画素寸法が地図情報レベル250で2cm以内、地図情報レベル500では3cm以内と明確化されました。
SfMソフトを使用して解析を行う事を想定した第3編「UAVによる空中写真を用いた三次元点群の作成」については、条件が緩和されより使用し易くなりました。
①外部標定点は計測対象範囲外に設置する事を標準とし、外部検証点は廃止され検証点の総数を標定点の半数以上(端数は切り上げ)と分かり易くなりました。
※「UAVを用いた公共測量マニュアル(案)」より抜粋
②空中写真の重複度が、同一コース内の隣接空中写真との重複度(フロントオーバーラップ)が撮影後に実際の写真重複度を確認できる場合は、80%以上とした撮影計画が可能となりました。
③カメラキャリブレーションが、SfMソフトで一般的に使用されている「セルフキャリブレーション」を標準としました。
UAVを用いた公共測量マニュアル(案)平成29年3月改正板新旧対照表
また同時に「地上レーザースキャナを用いた公共測量マニュアル(案)」が新たに制定されています。
地上レーザースキャナを用いて測量を実施する場合における、精度確保のための基準や作業手順等が定められています。
これだけではなく、i-Constractionの3本柱のひとつである土工への「ICTの全面的な活用」に向けて多くの作業要領が新設ならびに改正されています
①地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)→改正
②地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)→改正
③空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)→改正
④空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要領(土工編)(案)→改正
⑤TSを用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)→新設
⑥TSを用いた出来形管理要領(土工編)(案)→新設
⑦TS(ノンプリ)を用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)→新設
⑧TS(ノンプリ)を用いた出来形管理要領(土工編)(案)→新設
⑨RTK-GNSSを用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)→新設
⑩RTK-GNSSを持ちた出来形管理要領(土工編)(案)→新設
⑪無人航空機搭載型レーザースキャナーを用いた出来形管理の監督・検査要領(土工編)(案)→新設
⑫無人航空機搭載型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)→新設
⑬TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理監督検査要領(案)→新設
⑭TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理要領(案)→新設
⑮地上型レーザースキャナーも用いた出来形管理の監督・検査要領(舗装工事編)(案)→新設
⑯地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(舗装工事編)(案)→新設
⑰TSを用いた出来形管理の監督・検査要領(舗装工事編)(案)→新設
⑱TSを用いた出来形管理要領(舗装工事編)(案)→新設
ICT技術は、土工に加えて舗装、そして構造物へと今後もどんどん広がっていきます
覚える事が多すぎて旅に出たくなります…
皆さんもほどほどに…
────────────────────────
ケーエステック株式会社
〒654-0111 神戸市須磨区車字下大道1226-9
北緯:34度41分00.7118秒 東経:135度06分35.5006秒
mail-to: info@kstec.net (スパム対策で@を大文字の@へ変えております)
TEL:078-741-8450 FAX:078-741-0690
────────────────────────