かみさまだったら みえるのかしら
耳をふさいで おんがくをながめてみたい
目をつむって 花の香りへのように
おんがくに 顔よせてみたい
口にふくんで まっていたい
シャーベットのように 広がってくるのを
そして ほおずりしてみたい
その 胸にだかれて
まど みちお / 「おんがく」
音は耳という感覚からしか伝わってこないはずのものです。
もしそれが他の感覚で感じることができたら、どんな感じがするだろう
そんな思いを詩にしたものかと思います。
音楽を愛しているからこそ、「おんがく」というものをもっと深く知りたくなるのでしょう。
子供が描く無垢な好奇心とも違う、大人の好奇心ですね。
そしてこれに木下牧子さんがつけた曲が、また感動を呼びます。
感動を呼びやすい、聞きやすい、お約束の和音展開では決してありません。
しかしながら、アカペラで奏でられるその重厚感は、賛美歌を思わせるもので、
初めて聞いたときは涙が止まりませんでした。
音楽が、好きです。
また、いつか、合唱団を指揮・指導してみたい思いがあります。
ピアノ伴奏もまたしたいですね。
数学と向き合っている内に、彼もまた語ってくれるようになりました。
赤ちゃんが、少しずつ言葉をくれるように。
でも、まだまだ片言です。悲しいなぁ。
いや、あまりに高度な言葉なので、僕が理解できないだけなのでしょうか。
でも、僕が感じたなりの「彼の言葉」を、授業で生徒に伝えようとしています。
僕の言葉は、あなたの思いをちゃんと伝えていますか?
僕の言葉は、みんなに届いていますか?