日々雑記 -17ページ目
<< 前のページへ最新 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17

キャンプ 第1日目

夫の会社が珍しく4連休になりました。いつもは「木曜半ドン+金曜休み」ですし、この国は3連休天国の日本に比べたら祝日が少な~い!預言者の聖誕祭、昇天祭、建国記念日、イスラム暦新年、断食明け休暇、巡礼休暇しかありません。運良く祝日が土曜にあたってやっと2日半の休暇です(夏休み・冬休みはい頂いていますが・・・)。


今回もどうなるか分からなかったので、「上手くいってキャンプ、ダメなら地元でゴルフ」の心積もりでいたところ、国際結婚の友人S夫妻とその友達(独+米人夫妻)のキャンプ計画に合流できることになりました!

が、今回S夫妻はキャンプ地に程近い街Fに住む友人夫妻のところで先に1泊し、2カップルで向かうとの事。待ち合わせは数百キロ離れた国境の検問所です。この国でキャンプに数回行ったとはいえ、経験豊富な皆さんの後をついていくだけだった私達。かなり不安・・・。地図も道路標識もかなり適当だし。


結局ちょっと迷ったけれど予想の3分の2の時間で到着し、私達だけ先に国境を越える事に。国境とはいえ、窓口が3つの高速の料金所みたいなところに列を作り出国手続き。そして数十メートル先で入国手続き。何をどうすればそんなに時間をかけられるのか神業レベルのスローペースで、炎天下1時間半待たされました・・・。後から到着した友人達は国境を越えるだけで3時間近く。みなさん怒りでぐったり。


気を取り直して、キャンプ地へGO! 既に2時近く。暗くなる前にテント張らないと・・・。

出発  

山へ   眺め

トヨタの看板の後ろにある山に入っていきます。

何があるかといえば、ただひたすら岩・石・砂。少々の潅木。そしてロバと羊・・・。

 サイト1  初日のキャンプサイト。

初めて外人さんのキャンプを見たとき、とてもシンプル&合理的で驚きました(向こうは私達の荷物量の多さに驚いたらしい)。日本では、アウトドアだからと気合が入り、燻製やパエリア、ダッチオーブンで鶏丸ごとロースト&デザートにケーキも焼けます!なんてますます凝っていきがち。

でも私がご一緒した方々、中にはテントだって張らなくていい、食事も買ってきたサンドウィッチだけ、という人もいました。この方は極端だけれど、あれもやって・これもやってではなく、最低限しつらえたらゆっくりお茶飲もうよといった雰囲気。そういうのもいいなーと思うようになりました。


それでも今回も3組中一番大きなテントをはり、あれこれ小道具を取り出す私達は「次は何が出てくるの?」とからかわれる始末。皆さんのお役に立ったと自負してるんだけどね~。

独人Dと米人Vのカップルは、小学校の理科で使ったような星座盤を持ってきていて空とにらめっこ。なかなかいい味出してる小道具です。その夜は、それでは全然足りないほど満天の星空でした。


さよならラマダン

30日間のラマダン(断食)が今夜で終わりました。

イスラムの暦は太陰暦で月の満ち欠けで決まります。普段は特に意識することなく生活しているのですが、ことにラマダンは非ムスリムの私達の生活にも大きく関わってくるので、「月の様子次第だからいつ始まるか、いつ終わるか、はっきり分からない」という原則が改めて不思議に思えます。

学校や職場の開始・終了時間が変わったり、習い事の開催なども左右されてきます。たとえばアラブ料理のレッスン。まさにラマダンが始まるかどうかの日と重なり、「前夜の月次第でラマダンが始まったらお休みだから(始まらなければいつも通り)」とムスリマの先生は当たり前におっしゃいます。その「自然(神?)に身をゆだねている」感覚が私にはとても興味深いです。


これが終わるとラマダン明けを祝うEidと呼ばれる祝日&休暇が始まります。が、それも厳密には前日まで決まりません。さすがにそれでは困るので、「休暇」という意味で政府より1週間ほど前に官公庁の休みが「○日から△日まで」と発表され、数日後にprivate sectorは「●日間休みとしてよい」とお達しが出ます。


今年は31日の新聞に「moon sighting committee が1日夜に開催される」旨掲載され、「ムスリムはこの月のおしるしを見極める行為に参加しましょう」と呼びかけ、「そのevidenceを見つけた人は committeeに電話してください」とも。そして今朝2日、「明日が断食明けです」とcommittee の正式発表がありました。


この休暇時期が終わるまではまだ暫く、盆暮れ正月が一度に来たような賑わいが続きます。

非ムスリムにとってもいろいろ制限のあるラマダンですが、私は結構好きなのです。皆がそそくさと家に戻り静まった昼下がりの街、日没前の人気のない道路など、シンプルでメリハリあっていいな~と。

家族や友人と過ごす時間をより大切にする、という意味合いもあるこの月、私にとっても普段の生活を見直しリセットをする貴重な時期なのでした。名残惜しいな~。


一生忘れない・・・

おまけ  実は31日は私達の結婚記念日でした。

朝の事故騒動で調書作成待ちしていた間、Bさん・レバニーズちゃんに何気にそのことを話したらなんだかウケた模様。レバニーズちゃん→「結婚記念日のプレゼントに、事故ちゃったし新しいクルマ買ってもらいなよ」、Bさん→「そりゃー本当かい?今日のことは生涯覚えてるだろうね~」。おふたりとも他人事です。


その後ひとつ予定をすっとばし買い物して帰るつもりだったのですが、別件で電話した友達が「事故ったことだしそのままも何だから遊びにおいでよ」と厄落とし(?)に誘ってくれました。ここでも今日が結婚記念日だということがウケました。ウケまくってどうするのよ~(でもおいしいネタかも)。


今年からラマダン(断食)月間でも日没後レストランでの飲酒が許されることになり、夜はイタリアンレストランVへ。予約の際は言ってなかったのですが、何かしてくれる可能性あるから言うべしという友達のアドバイスに従い「7回目の結婚記念日で~、楽しみにしていて~」と少し大げさに話したところ、食後のコーヒーの際写真のデザートをサプライズで持ってきてくれました!フォンダンショコラとココナッツのアイスクリームです。ご好意で頂いておいてあつかましいのですが、anniversary の綴りがannivasery になってるのよね。のどかですね~。事故のこと話したら、気の毒に思ってシャンパンもつけてくれたかしら。それはともかく、フォンダンショコラ、とっても美味しかったです。


前厄

こちらでの運転歴約2年半。とうとうやってしまいました、クルマの事故

駐車場スペースからlocal road に合流するところでの出会い頭。駐車場に入ってくる別のクルマの影で、進行方向逆から来たクルマが見えず、そろりと出たところで突っ込んできた相手をズリっと。こちらのヘッドライトのガラスが壊れ、相手の車体横にすり傷がはいった程度で済んだのですが、ここではどんな些細な事故でも警察に来てもらって調書作成しないといけません。


お相手はというと若いレバノン女性。地元人じゃなくてよかった~と思ったのも束の間、通勤途中だったらしくクルマ降りていきなりキレてます!「あなたのミスよ!」とまくしたてられ、一応「あなたスピード出しすぎじゃない?」などと言ってみる(勿論相手にされず)。警察呼ぶこと、保険入っていることなどを確認して、私は会社の夫に連絡。事故の程度を話し、アラビア語を話す現地スタッフBさんを現場に送ってくれる事になりました。アラビア語を話せない+外人は不利なので。。


警察が到着したのは30分近くたってからでした。明るいBさんはその前に来てくれて状況をぱぱっと見て「大したことないから、まっかせなさ~い」といったノリ。相手・警察と話し事務手続きの確認をしてくれます。相手は仕事の打ち合わせをキャンセルすることになったらしく、それについて(事故じゃなくて)は「sorry」と言ったらなんだか打ち解けてきて「わざとじゃないし本当にただの大したことないアクシデントだから、仕事のことは気にしないで」とまで。最初の般若とは別人のようだわ~。終いには警察のアラビア語を訳してくれたり、ご近所さんだということも判明し「出会い方は悪かったけど nice to meet you」で握手してお別れしました(なんのこっちゃ)。ただね、事故の責任はより細い道から出てきた私にある、というところがいまいち納得いかず「スピード出してたし・・・」と食い下がってはみたものの力及ばず。罰金だ~。ああ悔しい。


誕生日にスピード違反を取られたのを皮切りに、ここ数ヶ月クルマ関係で不運続きです。スピード違反、駐車違反、もっとひどい人は山ほどいるのに!私に取り締まらせて!! 

あまりに災難が続くので調べたら今年は前厄でした・・・。それまで2年近く優良ドライバー無事故・無違反だったから、厄のせいとしか思えない(思いたい)。ということは来年の節分まで要注意ですね。ち、違う、あと2年以上だ!


これは今回の事故調書と罰金の請求書(と思われるもの)。全部アラビア語で書かれているのってどんなものなんでしょう。出稼ぎ者多数のこの国で、せめて英語説明をつけるべき!こういうのを「いちゃもん」というのかな。

事故

食べすぎ

お好み   友人から「賞味期限切れる前に食べてね~」と託されたもんじゃミックス。うちの夫(関西人)はもんじゃに対してとても冷めたスタンスなので、もっと素直に喜んでくれる人のお腹におさまったほうがもんじゃも本望だろうと思い粉モノを食す会をしました。

友人の手作り前菜やらオーブン料理も並び、お酒も当然すすみます~。そして食もすすんでしまい、3人で、もんじゃ4人前+お好み焼き6-8枚分 の粉を見事完食!もんじゃにはお餅も追加投入したし、でんぷん質ばっかりですよね~。思い出しただけで満腹感がよみがえってきます。

気持ちよく食べられるようにと、ピラテス→マッサージ極楽コースをこなして臨んだのが仇となりました。効果ありすぎ。ちなみに賞味期限は守れず。ごめんねー、Nさん。こちらは好意を徒にしてしまいました。


イフタール

  小泉首相も体験したイフタール。日中断食をしていたムスリムたちは、日没と共に食事をとります。こちらのアラブ料理レストランやホテルなどでは、この断食月間中イフタールと呼ばれるビュッフェ式の断食あけメニューを提供しています。


イフタール   ラマダンもあと残すところ数日、友人達と駆け込みでイフタールを体験してきました。 向かった先は、ここのアラブ人に「いわゆるこの国のアラブ料理が食べられるところ」とお墨付きを頂いたレストラン。街中には他にもレストランはあるのですが、レバノン料理だったりエジプト料理であることが多く、地元の料理というのにはなかなかお目にかからないのです。


日没の2~30分前からお客がぞろぞろ、確かに地元人率が高いです。なかなかよい雰囲気!

日が沈んだその瞬間に口にモノを入れられるように、次々と食事をとりテーブルにつきます。美味しそうなものがたくさんあり、興奮している私達。「日没の合図なんてあるのかな~」などと言いながらビュッフェテーブルを回っていたら、いつの間にかみなさん食べ始めてます・・・。

1日5回のお祈り&日没タイムは日々の新聞にも載っているし、1か月分まとまったものも出回っているんですよね。下のはスーパーで配っているもの。地域によって少しずつ時間がずれていきます。意外に厳密なんですよね・・・。

時間割


そして1時間半もたつとアラブの方々はさっさとお帰りになっていました。次の食事は夜明け前の5時。街中のお店は大抵12時過ぎまで開いていて大変な賑わいです。この時期は親戚や友人の行き来の多くなり、そういう意味では日本のお正月やお盆のような感じでしょうか。


私達もひとしきり食べて喋って大満足でお店を後にしました。一番気に入ったのはモロヘイヤのスープ。ごはんにかけて食べると青海苔雑炊(そんなものあったかしら)の雰囲気です。デザートいちおしは「ウンム・アリ」(アリのお母さん)というパンプディング。やさしい懐かしいお味です。この2つはラマダン中でなくてもどこでも食べられるものなのですけど。ははは。




ファラフェル


falafel    これはアラブのお惣菜、ヒヨコ豆のコロッケファラフェル。だいぶ前に1度作って成功していたので、先日の夫関係の来客の際、かる~い気持ちで献立に加え当日を迎えました。先に用意しておいたタネをまとめいざ揚げようとしたところ、なんだか前と様子がちがう!

元々「豆のたんぱく質だけがつなぎなので、油に入れたらかたまるまでいじらないこと」とレシピにあるように、もろもろ・ふかふかなのは承知してるのだけど、それにしてもバラバラ~。まるで天かす・・・。

その日唯一の揚げ物だったためもう後には退けず、汗だくになって出すには出したけど、結局タネの半分は冷蔵庫行きとなってしまいました。

そして昨日、気を取り直して再挑戦。いろいろ調べたら、単に「ペースト状にすべからず」に囚われて豆の撹拌が足りなかっただけ・・。おから位にしてみたら、なんてことなく揚がりました。なまじ初回トラブルなく済むと、後で苦労すると学んだ週末でした。。。


このファラフェル、素朴な味でなかなか美味しいのです。            

原則お酒禁止のアラブのお惣菜ですが、ビールに合うと思いますよ~。

 

<ファラフェル>

乾燥ひよこ豆 1カップ 1晩水につけて戻す                 

たまねぎ 2分の1個 *

にんにく 2かけ *

コリアンダー(生) 30~40g *

クミン 小2分の1 *

ベーキングパウダー 小2分の1~ 小1*

塩コショウ 適宜 *

レモン汁 大1 

水 50cc                                                      


*印の材料をFPに入れ撹拌。戻して水を切った豆、レモン汁、水も加えて細かくする。

成形し、温度高めの油で揚げる。 レモンをしぼって召し上がれ。

病院好き

今日は中国系メディカルセンターBでマッサージの日。私を担当してくれるのは英語があまり得意でないLちゃん。腕前は確かなので安心して身を任せられます。ドクターが同席しないときは終了後受付のお姉さんが通訳兼説明をしてくれます。

以前は別の中国系の治療院Cに鍼・カッピングをしてもらいに行っていました。頭痛が治まらないときなど最後の駆け込み寺的存在だったのですが、新しいBを発見してすぐに乗り換えてしまいました。政府交換留学生として日本にいたことがあるという女医さんがいることがポイント高し。

規模は様々ですが、この街はクリニックがあちこちにあります。商売成り立つのか不思議なくらい。ドクターはアラブ系もいればインド系、ヨーロッパ系など様々。イスラム教の国なので内診を伴う診察は女性に対しては女医さんが対応します。歯医者・外科は私の経験では男性の医者でした。私の英語も怪しいけれど先生もネイティブ英語でない場合が多く、込み入った話をする時は辞書と筆記用具が欠かせません。

それでも予約制でそれほど待たされることがないし、病院の雰囲気がゆるいというかスタッフものんびりなごみムードなので(捉え方によっては緊張感がないともいう・・・)、日本では病院恐怖症気味だった私もいまやすっかり病院マニアです。消毒薬の匂いがぷんぷんしないのも病院ぽくなくて好きだなー(人によっては掃除してるか信用できないともいう・・・)。

はじめまして

あまりにメール不精なもので、家族・知人への近況報告代わりに始めました。気長にお付き合いくださいませ。
<< 前のページへ最新 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17